トヨタ車リコールとヘリコプター、、、、、、
アメリカでトヨタのレクサスなどのアクセルがフロアーマットに引っかかり、フルスロットルで戻らなくなって、死亡事故が連発し、リコール(無償修理)400万台400億円の費用が発生するそうです。
トヨタ側は問題のマットは2重に敷くなど使い方に問題があって、車自体の欠陥ではないと言い張っているようですが、死亡事故が連発したことは事実のようで、無償修理に応じることになったようです。
アクセルがフルの位置で引っかかったら、それは恐ろしい状態になって普通の人なら何のすべもなく激突という最悪の結果になるでしょう。
ヘリコプターや航空機が操縦系統などに同じようなことが起こったら即墜落という最悪の結果に直結する恐ろしい事態ですが、同じようなことが実際に起こっています。
ここ5年以内に起こったことではA社のAS350のピッチレバーの付け根の可動部分にシートベルトの部品が着陸時に引っかかり、パワーをあげることが出来なくなってそのまま低出力のままハードランデングして機体を壊しました。
幸い横転することなく搭乗者はほとんど怪我もしないですんでいますが、タイミングが悪ければ墜落全員死亡ということも起こりえた話です。
十和田湖で日本発の女性ヘリパイロット 岳 ユミ子さんが墜落死した事故は、原因不明という結論だったようですが、仲間内では低空飛行中にはずしてあった副操縦士席の副操縦装置の連結部分に何かが一時的に挟まってコントロールが一時的に出来なくなったのではないかと噂しあっていました。
自分が体験した例ではベル205Bのローターコントロールの油圧装置の一部分にあとつけのフックコントロールの配線が挟まり、操縦桿を斜め左後ろ方向に最大限までとられ、大きく左頭上げになったところではずれ、何とか事なきを得たことがありました。
このようなトラブルは車に限らず、瞬間的に大事故に繋がる大変怖いもので、うまく緊急手順を取る暇もない恐ろしいものです。
トヨタは自らの車の欠陥ではないと言い張ってはいますが、無償修理を認めたのですから余計なことは言わないで、危険性のある設計は自ら進んで修正するようでないと、誰もトヨタ車を買うものがいなくなってしまうでしょう。
自分たちが作った車は絶対安全だけれど、不幸な事故が起こったのは使い方が悪いからだなどというような人たちが作る車を信用して乗る人がいるでしょうか、、、
コメントの投稿
No title
で、自動車に興味のないヨメはマットのズレも気にせず車を乗り回し、私が乗り込もうと足元を見るとスノーマットがペダル下で丸まっている…。
丸まったマットはアクセルの開きっぱなしにはならないまでも、ブレーキのブレーキになりそうな状況でありました。
日本の警察の調べでは、ペダル下に物が挟まってブレーキが踏み込めず事故を起こした事例が数件あります。
神経質な日本人にとっては利用者の不注意で終わってしまう件も、訴訟王国アメリカでは注意書き一つ書き洩らしただけでPL法による瑕疵を追及されます。故にありがちな事件と聞き流しておりました。
ああトヨタにしても珍しくしくじったなぁと言う感じですが。
トヨタの商売は好きではありませんが、本件について本当にトヨタだけが悪者なのでしょうか?
私には判りませんが。
No title
過去にもAT車が暴走っていう事故が”大流行”しましたよね
車の欠陥などといろいろ言われておりましたが、シフトロックを付けたあたりからめっきり話を聞かなくなりました
シフトロックはあくまでも”誤操作防止機構”ですのでこれら一連の騒動が運転操作ミスというのが証明されたようなものです
通常人の感覚では理解しがたい事も、訴えられれば対応しなければいけないというのはメーカーの弱い立場上仕方が無いのでしょうか
”家電品の感覚”と化している車は、免許がないと運転できない
っていうのを忘れてしまっているようにも思えます
運転技能、知識、対応能力が備わっていない人間が免許を手にできる
っていうところが大問題ではないかと思います