ベル429のテールガード、、、

テールガード

 ドクターヘリにはヨーロッパ製のEC135 EC145 AW109 と アメリカ製のMD902 そしてベルの429 と総出演と言うほど多くの機種が使用されていて、テールローターの型式がすべて異なっているようなことになっています。

 ドクターヘリの場合、患者の乗ったストレッチャーを機体後部から出し入れする関係で、非常に危険なテールロータが一番人気がないことになっていて、テールロータのないMD902やフェネストロンと言うダクトファン形式が好まれることになりました。

 空力的な性能は普通のテールローターが一番馬力効率が良く、次がフェネストロンで一番馬力才能が悪いのはMDのノーターです。

 フェネストロンは一時期から特許が切れて、特許料なしに自由に使えるようになって、川崎がOH1に使用し、三菱がMH2000に使用したのですが、MH2000が試験飛行中に後部胴体のフェネストロンの付け根から折れて、墜落死亡事故を起こして市場から消えました。

 馬力効率が悪いという性能はホバリング中に横風突風受けた場合に、テールに総出力の30%程度が入ってしまうという体験をしましたが、ベルの普通のテールローターなら15%程度であったように思います。

 メーカーは言いませんが、MD902のノーターはさらに性能が悪く、横風着陸でハードランデイング原因はテールに馬力を食われすぎたのではないかと推測しました。

 アメリカで屋上ヘリポートに夜間着陸した確か206Lのテールロータにフライトドクターが腕を切断する衝撃的な映像がユーチューブで公開されていたことが、EC135やMD902が医療用ヘリに採用される追い風となったようです。

 そこでベル社がテールローターの周囲を囲むガードを考え出して装備しましたが、結果は後の祭りで429採用の追い風にはならなかったようです。

 追い風や横風時の着陸で不意にテールに過大な馬力をととられると、回されて墜落したり、ハードランデイングの原因となるので、障害物で囲まれた場所や屋上ヘリポートでこのような異常事態になった場合に無事回復できるか落ちるかは、テールローターの性能にかなり影響がありそうです。

 ベル社のこのガードは全く原始的な装置ですが、有利なテールローター式を採用するには良いアイデアでした。

 テールローター式が有効なのは、テールに大馬力が必要な大型ヘリでフェネストロンやノーターを採用している機種は全くないことからもわかります。

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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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