ドクターヘリの限界、、、

9月26日 009

 ドクターヘリの効果は一般に言われているように、救命と後遺症の軽減ということに尽きるようですが、やはり限界があって救命できない場面に遭遇することが時々ありました。

 自分は安倍元総理がテロのあって、ドクターヘリで搬送される場面をテレビで見ていましたが、あれほどの極端な場面には遭遇しなまったように思います。

 ドクターヘリを飛ばせば救命できる症例の範囲はある程度広がる可能性はあるようですがやはりそれは限定されるようです。

 重病や大けがの場合に、急速に死へと近づいている患者さんをいかに止めるかということで、心肺停止や大出血による脳の機能の損傷をいかに止めるかということなのですが、急病や大怪我の治療処置はそれなりの機材と専門医がいないとできませんので、生命をいかに維持して、病院まで届けるかということになります。

 狭いヘリには多くの機材や薬品類の積載には限界があり、医師や看護師も1名しか乗れないので、ドクターヘリの所属する病院の救命医によって搭載するものが微妙に違ってくるようです。

 患者を専門医のいる大病院へできるだけ早く搬送することも重要ですが、それよりも重要なのは生命を維持することで、そのための処置をしてのち搬送となります。

 阿部元総理の処置搬送について、テロ救命の観点などからドクターヘリの使用についての疑問点が提起されているようですが、その大きな論点は、狙撃による患者の状態の発表が救急病院のそれと、司法解剖医のものが傷の位置などで大きく違っている点が言われているようです。

 どうも、早く搬送しろという意見と、ドクターヘリの処置は生命維持という点で少し見方が違うような気もするのですが、公式な発表が十分でないことが論点を食い違うこととなっているような気もします。

 生命維持のため現場で開胸する場面に何回も遭遇したことがあるのですが、相当な緊張場面でそう何もかもうまくいかないような気がします。

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35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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