フロリダで救急ヘリ (EC135) 墜落2名死亡



 https://news.yahoo.co.jp/articles/baec43539c805a40efeec895c08fcba3eedfed4c

 アメリカのフロリダで28日朝8時40分すぎ、消防救助ヘリEC135が離陸直後に墜落し、乗っていた3人のうちの1人と墜落したアパートの住民1人の計2名が死亡し、乗っていたあとの2人は奇跡的に怪我だけで助かったほか地上の人数人がけがをしたようです。

 煙を引きながら低空で飛ぶ様子が見事にスマホで複数撮影されていて、事故の一部始終が検証できますが、アホのフジテレビがテールブームをマストと間違う上、テールブームが折れて火を噴いて墜落したと、アホな評論家に言わせて原因と結果をさかさまに報道していますので、テレビがそろそろ見捨てられることがよく理解できます。

 CNNでも原因について迫る報道はしていないようですが、同機は空港を離陸直後にエンジントラブルを通報していて、左ターンしてまっすぐに引き返そうとしていた様子です。

 どうやら離陸直後のエンジン火災を認識していた様子で、消火器を作動させたかどうかはよくわかりませんが、白い煙が黒く変わった直後に炎が上がっていますので、消火器でいったん消えた火災が再燃し、高温がテールブームの構造部材を熱して、強度が失われてテールブームが折れたようです。

 離陸から墜落までのレーダー情報ではほぼ2分くらいなので、燃料系統のパイプが緩んで外れたか、ほほ外れそうになって胴体下部の燃料タンクからポンプで圧送されてくる燃料がエンジンルームで噴射したのでしょうか。

 日本でも一番多くドクターヘリに使用されている機体で、ほぼ30機程度もあるので、毎日のように搭乗される医療関係者の方にとっては大きな不安となる事故ですが、燃料系統の連結部分のすべてを再点検すれば同種事故の可能性はほぼ100%防ぐことができます。

 やはり、朝一番の出動の場合、夜間や前日に時間による定期点検で燃料系統の点検やフイルター類の交換をしたばあい、必ず地上試運転をして、各部分の漏れを点検しておけば、離陸して2分で墜落するようなことは防げるでしょう。

 今はやりのEV車のバッテリ爆発の可能性を心配する向きもあるかと思いますが、ほぼ火が出たところに取り付いていますので、いったん消した燃料の火災の熱でバッテリが過熱した可能性は否定できませんが、バッテリ自体からの火災の可能性はほぼゼロでしょう。

 いかにニッカドやリチウムのバッテリと言えども離陸2分で爆発する可能性はほとんどなく、少なくともスイッチ入れてから10分20分以上はかかるので、バッテリ犯人説の可能性はぼぼゼロでしょう。

 燃料系統の再点検をすれば飛行安全性ほぼ大丈夫です。

 今日の記事 よければ 「拍手」 クリックよろしくお願いします。
 
スポンサーサイト



コメントの投稿

Secre

プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
その他
9位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
9位
サブジャンルランキングを見る>>
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR