ドラえもんのタケコプターは飛べない、、、、

happyset_doraemon_07 - コピー

 https://news.yahoo.co.jp/articles/85617d15c4b33c14ca6c56c9e1d9f9602f000a48?page=2

 ネットを見ているとドラえもんのタケコプターはぐるぐる回ってしまって飛べないという記事が出ていました。

 ヘリコプターの原理を説明する記事で、そのためにヘリコプターにはしっぽにテールローターと言う小さなプロペラが付いているという解説で、その次にはタンデム式やノーター式、2重反転式などが解説してありましたので読んでいただければ理解できそうです。

 2組のローターがお互いに反転したり、2つ以上のロータが前後や左右に付いている形のもの、あるいは軸を斜めに向けてぶつからないように回すもの、ドクターヘリのMD902のようにローターが一つでもしっぽから空気を吹き出すなどして、テールローターがないものなど色々あって、それぞれ特徴と欠点があります。

 しっぽにテールローターがあるタイプでも普通のプロペラのものとフェネストロンという、カバーの中に扇風機が入っているものと2種類あって、それぞれ長所と短所がありますのでどちらが優れているかということは一概には決められません。

 ということで、ドラえもんのタケコプターは自分がぐるぐる回ってしまうので、作者の藤子不二雄先生はプロペラを2重にして反転させれば科学的にはよかったのですが、誰かが助言すればよかったかもしれません。

 ここで一般的で一番多いタイプのしっぽにプロペラが付いているタイプの空力的なことを少し説明しますと、直角についたしっぽの小さなプロペラは横方向へ風を送ってというか、横方向の推力を出してくるくる回ることを止めることになっています。

 振り回す反作用と釣り合う推力なら、機体は回らずに静止しますし、ラダーという足で踏み込む操作によって推力強くしたり弱くしてやるとヘリはしっぽが回るということになります。

 実はここからがヘリの操縦の微妙なところで、推力を強くして、しっぽを回してやろうとラダーを踏み込むと、しっぽのプロペラに入る馬力が大きくなって、大きなローターに入る馬力が少なくなるので、全体の馬力を調整しないと、ヘリは高度を下げようとします。

 もう一つ、しっぽのプロペラに入る力を増やして回わしてやろうとするか、あるいは横風などで自然と回ろうとするのを止めようとすると、しっぽのプロペラの推力で、ヘリ全体が横方向へ移動していしまいます。

 つまり、テールロータの推力を変化させると、横方向へ動こうとし、高度も変わることになり、一つの舵を使えば同時に他の2つの舵も使わないとホバリング位置がずれてしまうことになります。

 このような操縦は頭で考えてするには複雑すぎて遅れるので、3方向の舵の調和は体で感じてするのですが、さまざまな条件で微妙に違うことが普通なので、結構むつかしく、ドクターヘリが垂直に離陸していく様子を見ると、腕のレベルがすぐにわかってしまいます。

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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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