ドクターヘリ運航費用は医療費か??

天理 (1)

 医療用ヘリを運航している国はほぼヨーロッパアメリカ日本くらいですが、飛行料金はだれが支払うかということでは国によってそれぞれのようです。

 ヘリコプターの運行料金はたいへん高額なので、アメリカでも民間医療保険から支払う制度が普通らしいようですが、保険に入っていない患者を運ぶとヘリ会社が料金を回収できなこともよくあるようです。

 心臓移植で3億円もかかることが普通の社会なのでヘリ料金1000万円程度はありえる話で、時々ネットで日本人がアメリカで医療用ヘリを使って高額の請求に驚いたというような話もネットたまに出ています。

 日本の制度は国と地方が分担して負担し、ヘリの運航契約料金は年間一定額で5年契約のところが多いようです。

 普通の商習慣では多く稼働すれば売上金額は増え、飛ぶ回数時間が少ないと売上金額が少なくなることは、ヘリの運航経費は飛行時間に比例することから常識なのですが、なぜか日本では多く飛んでも少なくても一定額とほとんど考えられないような、どんぶり契約となっています。

 このため多く飛ぶ県ほど採算性が悪く、飛ぶ回数が少ない県程もうかるようになっていて、信じられないような契約が20年以上も続いているようですが、あまり運航会社から表立った苦情が出ないのはそもそも異常に高い金額が支払われているのではないかという疑いがある可能性は否定できないようです。

 このような契約にしたのは、運航回数や飛行時間で契約すると、年間予算が決まらないことと、飛行料金支払い事務や決済に手間がかかるという信じられないような事情が優先しているのかもしれません。

 一時間当たりの直接運航費用が15万円も20万円もかかるのに鼻からすべて無視とはなかなか大金持ちのどんぶり勘定です。

 ではどうすればよいのかというと、町医者でも国立病院でも患者の医療費はすべて複雑な点数制度を使って保険分と個人負担分を分けて、請求支払いをしていますので、ドクターヘリの運航費用も保険対象とし、一回の出動の点数を決めるか、飛行時間当たりの点数で積算し、保険と個人負担分に分けて清算して、運航会社には出来高に応じて支払うこととすれば非常にリーズナブルです。

 ヘリコプターを年間を通じて配置するためにかかる固定費用は国家と地方で分担して支払い、飛んだ分を変動費として、点数計算の上その合計額を運航会社に支払えば大変公明正大な事業となるでしょう。

 このようなことはごく当たり前の話ですが、厚労省と運航会社が仕組んだ大変不透明な運航契約で、飛べば飛ぶほどもうけがヘリ、飛ばないと大儲けとなるような契約を会計検査院がよく放置しているのは何か裏があるのでしょうか。

 厚労省と運輸省(国土交通省)を牛耳る某政党が関係しているのでしょうか。

 今日の記事 よければ 「拍手」 クリックよろしくお願いします。
スポンサーサイト



コメントの投稿

Secre

プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
その他
9位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
8位
サブジャンルランキングを見る>>
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR