緊急事態 処置を間違ったら命取り、、、

https://news.1242.com/article/430818
昨日の記事の続きになります。
昨日の記事は陸自や読売が意図的に流す、陸自のヘリの墜落事故の情報が怪しいという意見を書いたのですが、その読売の記事に関して、元読売テレビのアナウンサー辛坊治郎がラジオ番組で取り上げていたというネットニュースがありました。
元海自の軍事評論家、ヘリパイロット小原氏と共演していたようですがこれといった目新しい推測はなかったようです。
この辛抱元アナは父親が自衛官だそうですが、日ごろの言論にはやや軽い間違いがあり勝ちで、あまり信用していないのですが、今回もこれといった情報はなかったようです。
つまり防衛省筋から読売新聞に流れた情報にはほとんど、見るべき価値はないということになるのですが、現実にはヘリが墜落し、多くの自衛官が亡くなっているので、致命的なトラブルが起きたという予測、推測をしています。
もし中共の攻撃でないとすれば、別の原因がありはずで、それは必ず致命的なトラブルかというと、実はそうではないストーリーも考えられるということがあるのですが、そのあたりがボイスレコーダーから読み取れる可能性があります。
エンジンが2基搭載されていて、1機が止まっても残ったもう1基で十分安全に飛行でき、しかも普通に着陸できる性能を持っているから、もっと重大な故障が起きているはずだ、そうでなければ中共の極秘攻撃だということになるのですが、実は故障が起きたときはパイロットが必ず正しい処置、手順を間髪を入れずにできるかというと、過去には間違って墜落させてしまった例などいくらでもあるようです。
例えば エンジンが急に止まった場合、普通なら残ったエンジンで飛び続けるのですが、実は更なる故障の被害を最小限にするために、止まったエンジンを燃料をカットし、発電機の回路を遮断する手順があります。
この時に間違って正常なエンジンの燃料を遮断してしまえばどうなるか、、、ヘリはいきなり全出力を失って、ローターの回転が急減速し、それを予測していないパイロットは一瞬ピッチレバーを下げることが遅れると、回復できなくなって海面に激突します。
このような間違いはかなりドジなパイロットでなければ犯さないので可能性は低いのですが、もっと微妙な故障でAS332が冬の北海でローターがぶっ飛んで、全員死亡した事例がありました。
実は同じ故障を経験しローターがぶっ飛ぶところでしたが、ヘリは地上にあって、ジャンプシートの優秀な整備士が正しいほうのスロットルを引いてくれたので間一髪助かりました。
ホバリングしていたところ、左右のエンジンの出力に明らかに差が表示され、着陸して点検するべく、何の気なしに低いほうのスロットルを引いたところ、残ったエンジンがいきなり最大パワーまで暴走し、ローターがうなって制限回転数を一挙に飛び越えそうになって、後ろから整備士の手が伸びて残ったスロットルを引いてくれて助かりました。
北海では飛行中同じことが起きてローターが飛んでしまって全員死亡という大惨事が起きていたようでした。
つまり、ちょっとしたとトラブルで処置を間違うと一瞬でローターが飛んでしまうということも起きる可能性があり、パイロットはマニュアルにない緊急手順も、機体の構造を理解して原理原則を知って正しく対処すれば命があり、ちょっとした遅れやミスで命を落とすことがある厳しい職業と言えるでしょう。
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No title
エンジン出力低下し、正常側のE/Gを誤ってカットしたとしても直ぐにオートローテーションに入れられれば生存の可能性はあるけど、、、どうもそのような感じはなさそうですね。
機体の損傷度を見れば、E/G停止後、マイナスピッチに入れられずに回転数を瞬時に失ったか、管理人様の経験談のようなE/Gが暴走してメインローターがぶっ飛んで墜落した可能性も非常に高いと思います。
いずれにしても出力低下後のパイロットの処置が悪かったとしたらパイロットエラーでAI の回答が濃厚か??
機体の損傷度を見れば、E/G停止後、マイナスピッチに入れられずに回転数を瞬時に失ったか、管理人様の経験談のようなE/Gが暴走してメインローターがぶっ飛んで墜落した可能性も非常に高いと思います。
いずれにしても出力低下後のパイロットの処置が悪かったとしたらパイロットエラーでAI の回答が濃厚か??
No title
クロネコさん 書き込みありがとうございます。 止まらないと思って操作して止めてしまったら、一瞬ピッチレバーを下げる操作が遅れて回転が下がると500フィートくらいでは回復は難しいでしょうね。回転を下げたらおしまいです。