海上保安庁の事故機 やっと撤去、、

海保

 https://news.yahoo.co.jp/articles/a170e4dd2a889246999bd96d7b6edf2279709df2

 4月18日に大分県の麦畑にエンジン不調で不時着した、海上保安庁の訓練用のジーゼルエンジンのセスナ機がひと月も過ぎてやっと撤去されたそうです。

 あまりに時間がかかりすぎていたようですが、撤去用の大型車両の通行許可に手間取ったそうです。

 京都で送電線改修工事で飛んだ時、市内の変電所の工事で、大型車両の進入道路の補償金で話が着かなかったとき、ヘリでやるぞと脅したらすぐに話が着いたと用地関係の責任者が笑っていました。

 海保のお得意のヘリでやれば、1週間もかからなかったことでしょう、、、、

 海保はヘリを中心に運航していますが、先日エンジンカバーを飛ばしたビジネスジェットを導入するなど、飛行機部門の充実で、パイロットの養成人数が増えて独自にセスナの訓練機を5機も買い入れて、泥縄で教官要員も促成栽培し、急に規模が大きくなったため、事故やトラブルが多発した面もありそうです。

 またセスナは普通ガソリンエンジンなので、燃料が手に入りにくいため、新たに開発された、ジェット燃料で飛べるジーゼルエンジンの新型機を導入し、今回はそのエンジンが故障して不時着する不運あっています。

 さらにはこの新型機はすでに生産中止となっているようですから、欠陥機だった可能性が高いようです。

 海保のパイロット養成は海上自衛隊に委託していたようですが、官庁同士のライバル意識なのか独自養成に変えて、罠にはまったようです。

 年間15人程度らしいようですが、民間委託なら養成会社が喜ぶ十分な規模で、相当な競争入札となるでしょう。

 どうしても身内にこだわるなら、同じ国土交通省の息がかかった航空大学校という手もあったと思いますが、自ら一番高い金をかけて、一番の貧乏くじを引いてしまったようです。

 このまま同型機を使って訓練を続けるか、とりあえず民間に委託しながら次の手を考えるか、判断はかなり難しいでしょう。

 もう一度墜落させたら、言い訳はできなさそうです。

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このディーゼルCessnaどうなんでしょうね。海保5機購入のうち、3機がエンジントラブルに見舞われているようですね。福島では、既存の172に乗せ換えてる会社もあります。確かにアブガス、320円くらいしますから、高いですよね。車なら、バルブを交換して、無鉛ハイオク使えるようにしますけどね(私の愛車2台がそれw)
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35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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