ヘリパイロット 海の上を飛ぶと、、、、

インドネシア (473)

 民間のヘリの仕事は原則的には陸上上空を飛行するので、たまにきれいな海を飛ぶと誘惑に弱い自分を含めて、結構遊び心を発揮する仲間は多いと思います。

 日本で初めて女性でプロのヘリパイロットになった、Tさんは飛行時間経験1500時間まで飛んだのち、十和田湖に墜落して亡くなりました。

 前日、十和田湖上空でCMの撮影を無事終え、翌日東京へ飛んで帰るときに、再び通りかかった、昨日飛んだ十和田湖で水面に激突し、彼女は亡くなったものの、同乗の整備士が救助され、いきさつを証言したようですが、いわゆる必要のない低空飛行をしたことは確かなようです。

 そういう自分も長く農薬散布で10メートルの高さを飛ぶことに慣れていましたので、洋上を飛んでいて、珍しいものに出くわすと、誘惑に負けて10メートルまでよく急降下したものです。

 海を飛んでいて、いったい何に出くわすのかというと、その初の経験は大阪八尾から離陸して、岡山空港へ向かって明石海峡を通過し小豆島の北側を一直線に300メートルくらいで飛んでいるときに、鯨を発見し、急降下爆撃をかけました。

 たまたま同乗していた整備士が倉敷の玉島出身で、無知な私に言い含めるように、あれは鯨ではない、すなめりという名の瀬戸内海特有の生物だと教えてくれた経験があり、50メートルにも近づくとしっぽを翻して、一瞬で海中に消えました。

 その後、30歳になってインドネシアへ赴任し、島国インドネシアでは洋上を飛行することが常で、貴重な体験をしました。

 1時間以上洋上を渡って、島へ向かうとき、暑いので3000フィートの涼しい高度を半分寝ながらぼっと飛んでいると、お客さんの日本人材木業者の方が、イルカだーと叫び、急遽 眠気覚ましに急降下、降りていくとその数、100頭以上、すごーい といつもの10メートルまで下がると、周りを飛び跳ねるイルカの体長がなんとヘリと同じ大きさでした。

 やばーいとぶつからない高度まで間隔を取り直してしばし、追走、、目が覚めたところで上昇し目的地へ向かった経験がありました。

 さて次は今回の自衛隊機の事故に関して思い出したことがあるのですが、実はジュゴンです。

 インドネシアではジュゴンは天然記念物で日本の鳥羽水族館には贈呈された個体が飼育されていて先日伊勢へ行ったときに見ることができました。

 「森の人」は同じようにに天然記念物で、現地の言葉では オラン(人) ウタン(森)ですが、実は出あったあったことはないのですが、人魚 ジュゴンはセレベスの海岸の浅いところを親子、家族でゆったりと、よく泳いでいるのをしょっちゅう見かけることがあって、最初は急降下していましたが、あまりに見かけるのですぐに飽きて、急降下して散歩の邪魔はしないようになりました。

 和歌山ドクターヘリでは出動のたびに給油で飛ぶ、あの雑賀碕とすぐ近い無人島の間をマグロの群れが5匹くらいで通過して外洋へ出る所に出くわして、大阪湾をマグロが回遊しているのを発見しびっくりしました。

目的は何であれ、 洋上での急降下は結構リスクがあり、ほどほどにしないと命を取られかねないので、他人が見ていないと思って油断して羽目を外すのはほどほどにしないと、次がないという目にあいます。

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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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