大分県防災ヘリ 大型機へ更新か、、、、

2017年にBK117 -C2型機へ更新した大分県の防災ヘリが6年しか使っていないのに、大型機に更新するという話が出ているそうです。
理由は総務省の指導で、22年4月からパイロット2名制度にしたため、救助した後に重量オーバーの事例があって、乗組員を一人下ろして帰投する場合があったのでということだそうです。
あまり褒められた理由ではないと思いますが、ならばいつも乗っている整備士を載せないで飛ぶことにすればすべて解決ということになりますが、なぜかそれができないのでしょう。
BK117は現在使用中のC-2型になって、確か数百キロ搭載可能重量が増加したと思うのですが、最近はさらにテールローターがEC135と同じフェネストロンタイプになって、さらにエンジンを強化したD-2型に変わったので、技術屋はよりいいものを欲しがるということなのでしょう。
もともと防災ヘリの導入に際して、国はいろいろな条件を付けて、購入導入できる機種を絞り、各県が業者の売り込みで好き勝手に決めるという、自由放任体制で始まったので、業者の口車と、県の予算規模でありとあらゆる種類のヘリが導入されましたが、私が決めるなら、陸自の使っていたUH1Hをすべての県へ一律で導入させたでしょう。
そうすればパイロット、整備士の訓練からエンジンその他の予備部品から釣り上げ装置、消火バケット、すべてが融通が利いて、維持費が格安となるほか、国内メーカーの富士重工が大いに潤ったことでしょう。
またパイロット整備士は陸自からの転身がスムーズにいって、今のようなパイロット不足で何機も墜落することはなかったでしょう。
もともと人を吊り上げたり、山火事で水を投下するようなヘリは5トンくらいはないと安定しないので、小型機は少々馬力を挙げても余裕がないことは永遠に続きます。
大分県は本来なら国産のベル412を導入するべきところですが、富士重は陸自向けで手一杯のところに持ってきて、自衛隊価格に吊り上がっていますので、より大型機のAW139がより安い値段で買えるでしょうから、中途半端なBK117はD2型であっても、やめたほうがよさそうです。
国家的なヘリ運航業務はヘリを選ぶ場合にあれもこれもとバラバラしせず、ドクターヘリはBK117D2 警察はベル427 海保はエアバスとか大きく分けて選び、より効率的で、安定した維持、運航、訓練などができるようにするべきでしょう。
これは少し極論なのですが、あまりにひどい理由付けでの機種選定のごり押しは見苦しいとしか言えないでしょう。
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