航空自衛隊 無人機部隊発足、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/4bdf9128e5d3eae85d97cedfb1310879d76db5d4
航空自衛隊の三沢基地に本格的な大型無人偵察機、グローバルホークを運用する部隊が発足したと言うニュースが出ています。
すでに海上保安庁がやや小型の無人機をすでに運用していますので、いよいよ無人の航空機が日本の空を本格的に飛ぶ時代がやってきたということなので、時代が変わるということになります。
すでに50年前にF104というロケットのような戦闘機が実用化されたときに、最後の有人戦闘機と言われたことがありましたが、航空機の無人化は遅々として進まず、パイロットという職業の人口は増えるばかりでしたがいよいよ、地上で飛ぶパイロットの時代が来るのでしょうか。
無人機が増える分野は次は戦闘機の分野で、旅客機はまず自動化で一人操縦を目指しそうですが、無人操縦に踏み切るのは50年後100年後くらいでしょうか。
ヘリコプターの場合、空港や整備された広いヘリポートなら、固定翼機と同じ自動化はできますが、狭い着陸場所の場合の自動化は車の完全自動化と同程度のむつかしさがあるので果たして実用化ができるか、できたとしても相当期間はかかりそうです。
自動化というと、面白い話があって、空自の輸送機のパイロットになった同期生が言っていたのですが、YS11かC46のオートパイロットは新米機長の自分より下手だという話でした。
初期のオートパイロットは高度や速度、進路を維持するだけの簡単のものなのですが、維持するべき値から一定値ずれたら操舵が働いてもとに戻すのですが、優秀なパイロットはずれそうに感じただけであて舵をするのでずれないということだそうです。
そこで面白い話ですが、世の中には多くの分野で自動化が進み、自動車製造工場で、導入されている自動で塗装を行うロボットには一定の距離で一定の速度でノズルをトレースするようにセットするのかというと、実は一番の優秀なベテラン塗装工の人の動きをさせるようにセットするということを聞いたことがあります。
つまりオートパイロットより優秀なベテランパイロットの操縦法のほうがより安定して、最小の操舵で飛べるということで、強風下の最重量を吊り下げたヘリの飛行技術はオートパイロットには再現ができない複雑さがあると確信しています。
この考えはある意味自信過剰かもしれませんが、ヘリの操縦こそ自動化になじまない複雑さと微妙さがあって、基本的な離着陸程度は実用化できても、スリング、雪や傾斜地、低空、障害物など多くの場面の自動化はかなり困難でしょう。
ということで、地上で飛ぶ無人機のパイロットはずいぶんと空飛ぶパイロットの醍醐味を味わえない、ある意味つまらない仕事でなければ良いのですが、自分は無人機のない時代のパイロットでよかったとつくずく思います。
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No title
民間機の無人化はもっともっと早いですよ。現に今、殆どの旅客機で、離陸も着陸もオーパイです。ちょっと前までは離陸は手動だったのに。
シーラスの超小型ジェットSF50などは、Pが意識なくなったら、ボタン一つで空港に緊急着陸します。
アテンダントが、その役目を果たせばいいだけだから、そうね、早ければ10年から15年、遅くても30年以内には無人機が飛ぶでしょうね。進歩は目覚ましい・・ですよ。
シーラスの超小型ジェットSF50などは、Pが意識なくなったら、ボタン一つで空港に緊急着陸します。
アテンダントが、その役目を果たせばいいだけだから、そうね、早ければ10年から15年、遅くても30年以内には無人機が飛ぶでしょうね。進歩は目覚ましい・・ですよ。