川崎 2機目のBK117D3をセントラルヘリに納入、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/632636b567be04746d88486d18b61ef777df781d
波乱の2022年も今日で大晦日、読者の皆さんには拙いブログにお付き合いしていただいて、大変ありがとうございます。
おかげ様でこのブログもひと月ほど前には5000回目を記録し、相も変わらず好き勝手なことを書きなぐっていますが、来年度も変わらず続けるつもりですのでよろしくお願いします。
今日の記事は川崎重工がBK117D3を国内6機目を元子会社のセントラルヘリに2機目のドクターヘリ用として納入したというニュースが報道されています。
BK117 というヘリコプターは川崎重工がドイツのメッサーシュミット、ベルコウという会社と共同開発したヘリで、当時は振動が多い、エンジンが50時間で壊れるなど、だれも買わない、とんでもない不評のヘリで、今までよく改造で持ちこたえてきたものだと、感心しています。
今ではEC135と瓜二つの良いヘリになったようで、原型機とは全く違ったようなスタイルになっていますが、40年のうちで、残念ながら川崎の持ち分は1700機のうちの180機程度と、10分の一程度なので、ほんの一部の開発に加わって、独自開発での競合を止められたのではないかと思うほどです。
40年以上の間、川崎が独自に開発したのは自衛隊向けのOH1、38機だけで、これも発展性はなく、近い将来退役が決まってしまったようです。
OH1と競争試作した三菱は開発した機体を民間用途に設計変更してMH2000として売り出したのですが、テール部分の強度不足の設計ミスから墜落し、だれも買わなくなってしまいました。
日本のヘリコプターの設計製造の現状は、三菱川崎以外の大手、富士重工が陸自のUH1の後継機に50年前のベル412をライセンス生産するという状態なのでほぼお先真っ暗という状態で、戦後ベル社の下請けで同じように出発したイタリヤにはるかに置いて行かれて、とても追いつけないようです。
MRJで失敗した小型旅客機はカナダとブラジルにはるかに水をあけられ、中国にも抜かれたようですから、自動車に頑張ってもらうしかなさそうです。
大晦日に情けない内容の記事になってしまいましたが、技術系理科系が社会の片隅に追いやられて、文科系が牛耳る日本社会では無理もないところでしょうか、、、
年の瀬に暗い話になってしまいました。
年が明けて、コロナを吹っ飛ばして、心機一転、将来を目指して日本社会が再生するように神仏に参るとしましょう。
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No title
「年の瀬に暗い話になってしまいました。」とありますが、事実ですから、仕方ないですね。UH1Jの後継機は日本の国土のために、しっかりと働いていただかなければなりませんから、旧式の機材であっても、これはこれで良いと思います。
今年1年間有難うございました。来年も、よろしくお願いいたします。
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