新潟ドクターヘリ、書類不備で運休、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/df6e43d8a29d3dbd9515851231024a7e043c685b
読者の方がご指摘のように今日は新潟県のドクターヘリ2機が書類不備のために運休したというニュースを取り上げます。
その前に昨日の記事を訂正して関係者の皆さんにお詫びしなければなりません。
ニュースのその後の情報で、当該機が着陸滑走する様子が情報カメラで公開され、その動画ではポーポイズを起こす様子が録画されていないので、私の早とちりで、申し訳ありませんでした。
ポーポイズという現象を知って、何かの役に立つ関係者がいたら少しは役に立つかもしれませんので、ご容赦ください。
さて今日は、新潟県のドクターヘリ2機が書類不備のため運休する不具合があったと、ニュースが流れています。
航空機は車や舟などと同じですべて国土交通省の許認可で飛んでいるので、許認可を証明する書類がすべてそろっていなければ飛ぶことはできませんので、その書類のうち搭載が義務付けられているものは、本社の事務所にあると言い訳しても違法となります。
その中でも搭載用航空日誌は有資格整備士が所定の整備を行った記録を署名とともに記入するページがあって、規定された定期的に行う整備事項や、同型機の事故や故障で臨時的に実施しなければならない整備点検が正しく行われたかを最終的に確認するよりどころとなります。
航空局から出される強制的に実施する、整備点検事項の指示でも、航空機の製造年月日などで、不該当の場合でも、不該当の胸記入することが必要となり、パイロットが最終的にその航空機で飛んでよいかどうかの、最終的なよりどころとなります。
重要な部品類はその部品番号とともに記入しますので、航空機の状態がすべてわかるのですが、実はこのような管理は普通、すべて本社のコンピュータで行うので、最終的な記入が後になったりすることはありうるでしょう。
今回の新潟ドクターヘリ2機の書類に不備があったとニュースになっているのですが、普通は本社の整備管理担当者が常時管理するので、現場ではまさかそのようなことがあるとがパイロットも整備士もわからないと思うのですが、まして病院関係者は全くわからないのが普通で、どうして不具合が表に出たのでしょう。
昔はコンピュータもなく、手作業で飛行時間や部品の使用可能時間などを計算していたので、間違いがあったらしく、極端な場合は車検切れで2か月も飛んでいたというような例もあったらしいのですが、今回は2日運休して復帰しているようで、ますますわからない内容です。
搭載書類一式を本社において管理していたというなら、違法は違法ですが何の整備もなく復帰はできるでしょう。
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