大雪で露呈する人材不足、、、、

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6448775
北海道の紋別の大停電は何とか復旧したと安心したのもつかの間、またしても市内全域で停電したそうです。
四国の愛媛県の高原都市、久万高原では70センチ以上の記録的な積雪で大規模な停電が起きたそうです。
久万のさらに奥へ入ったところの送電線工事のためヘリで飛んで行って、旅館もないような山奥で確か民家に泊めていただいた記憶があります。
山が急峻なため送電線工事にヘリを使っていただく機会が結構多くあり、四国電力にはヘリ会社が子会社であるのですが、その応援で使っていただいたものです。
いつのころからか、電力の自由化が始まった時にはすでに、全国の巨大送電線の工事が終わり、電工会社が一斉に仕事がなくなってリストラのような状態になって、工事に従事していた技術者が一斉にいらなくなって、現在に至っています。
このような災害が起きると現場へ行って復旧作業をする技術者がいなくなっているので、広範囲の災害時には対応できなくなって復旧が遅れることになります。
今回のように鉄塔が倒れる事故が起きるということは、他の何十か所で電力線が一瞬にショートするトリップ事故が起きている可能性が高く、巡視をして送電線ルートを確認する必要があり、北海道電力はてんてこ舞いでしょう。
阪神大震災の時にはちょうど関西電力のヘリを5,6機飛ばしていて、3日間ですべてのルートをヘリで確認し終えましたが、雪の北海道では短期間には困難でしょう。
中国電力の幹部の方を載せて飛ぶ機会があって、2時間も送電線ルートを飛んだのですが、巨大な変電所を通過した折、外周の植栽が伸び放題となっているのを見て、以前はこのようなことはなかったものだと話したものです。
あれから25年ほど過ぎていますが日本の経済は下降するばかりだったので、すべてがより醜くなっていることでしょう。
福島原発が醜い結果となったことは当然かもしれませんが、そろそろ底を打って、上昇局面へと向かってほしい日本社会です。
今日の記事 よければ 「拍手」クリックよろしくお願いします。
スポンサーサイト