愛知県、ドクターヘリ2号機目を導入、、、、

https://www.chunichi.co.jp/article/606787
24日の中日新聞の記事によると愛知県が2号機目のドクターヘリを導入すると決めたそうです。
2号機目は藤田医科大病院に配置し、現在の愛知医科大病院のドクターヘリが21年度に重複要請やヘリの故障などで対応できなった53件や東海3県の同じような事例、118件などに対応するそうです。
ほかには東南海地震にも対応するそうで、現在の機種より大型のヘリを導入することを計画するそうです。
来年度から機種選定に入るそうですから、資金を出す厚労省は了解していることは間違いないでしょう。
愛知県は21年度の年間の出動要請は538件で東海3県の対応できなかった回数118件を足しても、656件で、今後の人口の推移をみると出動回数は今現在をピークに減少することはほぼ確実でしょう。
大地震などの大災害でのドクターヘリの実用性はメディアや自治体が思うほど高くないことは過去の実績が物語っていて、現地で討ち死にしているヘリが大多数です。
ヘリの基地病院となる藤田医科大病院と、今現在すでに飛ばしている愛知医科大病院は直線距離で10キロ程度しか離れていないので、2機目を配置するにはあまりに近すぎると言えるでしょう。
2機目のドクターヘリを配置するには、すべての条件があまりに悪る過ぎて、費用対効果が見込めなさそうなので、説得力に欠けるようです。
もし日本国全体として費用対効果を考えるなら、他にいくらでも候補地がありそうに思えますが、なぜそのような地域でなく、愛知県なのかというにはちゃんとした理由がありそうです。
その答えは簡単で、それは元締めの厚労省がアホすぎるということに尽きるでしょう。
厚労省が新たに行った新規事業の中でドクターヘリを全国的に導入する事業は大変な優等生で、メディア受けもよく、費用対効果もほぼ十分で、国民に受け入れられているので、最近まで連続的に導入機数を継続的に増やしてきて、ある程度は全国にいきわたったものの、尚、増やしたいという思惑があるのですが、全県にいきわたったので、だれも手を挙げてくれないという事情があります。
ということで、費用効果などで適切でない地域の愛知県でも、手を挙げてくれたので大歓迎というところでしょう。
厚労省自ら、日本全国を見渡して、適切な地域を選定し、その地域の基幹病院に導入することを指導するくらいでないと、今後のドクターヘリは無駄な配置が増えることでしょう。
一日に2回も飛ばない県の10キロしか離れていない2か所の病院に、それぞれドクターヘリを2機も置くことは、いくらなんでも無理というものでしょう。
愛知県がどうしても導入したい、どうしても必要だと言うなら、国の支援を受けることなく、全額県民の税金で導入するべきでしょう。
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