風に弱いか、、ヘリコプター、、、

飛行機でもヘリコプターでも野鳥でも空気の中を飛ぶので、気流が大きく影響し、場合によっては墜落するという最悪の事態もあり得ることになります。
一般的に飛行機よりヘリコプターのほうが風に影響される度合いが大きいので、風が影響する事故が多いと言えます。
一般的には強い下降気流が危険で、飛行機の場合は科k峰気流が発生するような空域を飛ぶ必要がないのと、強い風が影響サウル離着陸の場合でも、飛行場は平地にあるので、風が強くても上昇風、下降風があまり起きないということがあります。
ヘリの場合、性能上、最大の上昇率はおおむね2000フィート/分なので、7メートル/秒になり、風速10メートル/秒の風が45度の山に沿って吹き降ろす空域に入ったら、最大馬力でも上昇しないことになり、下手をすると墜落します。
逆に同じ山に沿って吹く風でも上昇風なら全く危険性はありませんが、山の稜線を超えた途端に真っ逆さまに落ちるということが普通に起こります。
山から離れると今度は風が急降下から水平に方向を変えて吹くので、空港化に対応して操縦かんを引くと風向が急に変わって引いた操縦かんがっ来てローターがしっぽの胴体をたたいてちょん切るようなことが実際に起きています。
このような現象で一番危険なのはビル風で、10メートル以上になると、ビルにぶつかった風がどのように吹くかの判定がむつかしいうえ、ヘリは離着陸のために速度を落としているので、急激な上昇降下を修正することが困難となり、いきなりビルの窓が正面になってぶつかりそうになることが起きます。
飛行機は飛行場での離着陸時のみ、風の息、つまり強弱と、方向の変化に対応することになり、通常は上下方向の変化はあまりないということになります。
しかし、離島の空港など、絶壁にある空母のような地形では、ヘリと同じようなことがあり、絶対にないとは言えないようです。
最近の気象研究で分かったことは、積乱雲や竜巻で急激な上昇が起きるとき、周りではダウンバーストという逆向きの竜巻が起きていることが分かり、空気の上昇時は断熱上昇で雲が発生してわかるのですが、降下する場合は雲が消え、まったく見えないのでどこで起きているかわからないので危険性が高いようです。
15メートルくらいの風が吹くと5トン程度のヘリでも木の葉のように風に翻弄されるので、君子危うきに近寄らずなのですが、局地的な風の乱れもあって、なかなかむつかしいものです。
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