UH2量産型、初飛行、、、、、、

https://response.jp/article/2022/05/23/357458.html
少し古いニュースですが、5月19日 陸上自衛隊向けヘリ、UH2の量産型が初飛行したというニュースが入っていました。
世界一のヘリメーカーであり改良改良が大得意なベル社、そしてその下請けというか、ライセンス生産などを手掛けてきた富士重工が1980年ころに開発実用化されたベル412を原型機とするUH2、多用途ヘリのを自衛隊に納入が始まるということだそうです。
1980年ころデビューした412はベル社初の双発機ベル212のローターを4枚にした大改良型で、その212すらベル205の双発改良で、その205は204の胴体延長型と、まあーこれでもか、これでもかと改良を重ねてきました。
UH1の開発から80年も改良を重ねてきましたので、ヨーロッパの純新型機開発には相当負けているようですが、新型機と改良機の性能の向上程度はあまり変わりがなく、オスプレイという新しいカテゴリーのヘリを作ったことにヨーロッパは完全に負けています。
1980年ころデビューした412はほぼ民間向けであったののですが、新しいローターの仕組みがいまいちで、シーソーロータを2組上下に重ねてあるというお粗末なもので、振動が多発して、速度制限をかけ、確か110ノット程度に抑えられて、一時は消えていく運命かと危惧されたものですが、よく今まで改良で実績をつかみ、自衛隊まで採用されたのは幸運でした。
ただ自衛隊が採用したのはやはり古くからの付き合いの富士重工ということと、対抗馬がほぼいなかったということでしょうか。
ただ出てくるのがやや遅く、防災ヘリの初期の導入に間に合ていれば、各県防災ヘリ機種選定を自由にしないでベル412で統一すれば、ベルとユーロの機種別占有率が変わっていたことでしょう。
また20年30年過ぎての機体更新時期にも間に合わず、多くの県防災や警察はAS139 を導入してしまった後でのデビューになったのは残念であったと思います。
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コメントの投稿
No title
bell214bさんがヘリの機種選定権を持っているとしたら、自衛隊ヘリや防災ヘリはどんな点に着目してどの機種を選定しますか?
No title
ひらちゃんさん 私に決定権があれば、十分に予算を取って時間もかけて、競争試作をさせて決めたいと思いますが、無理でしょうね、、、