ドクターヘリが一番有効な事例、、、、

和歌山ドクターヘリ1 (2091)

 ドクターヘリをあまり理解していない人、議員さんや一部の病院関係者消防関係者にも結構いたのですが、ドクターヘリは救急車で1時間かかるところを10分で着くというような理解レベルの方が結構多くいたと思います。

 その後、理解が進むにつれて、手遅れで亡くなる症状の重症者が早い治療で助かる場合があるというような理解レベルに進んだようです。

 そして極端なヘリ関係者の中には、いち早い治療のためには、ドクターナースが急峻な現場でもヘリからホイストで降下するべきだというような意見まであったように思います。

 ただ、ドクターナースも症状に応じた医療器具や薬剤など必要なものがなければ、適切な処置ができないことや、処置が終わった患者を吊り上げて収容できるだけのヘリのスペースや航空性能がないと安全にできないということがあり、今の中型ヘリではやや無理があると言えます。

 ならばより大きなヘリを使えばよいというものですが、そうなると今の大きさのヘリで十分に活動ができる条件が狭められるということがあり、大きければ、良いというものでもありません。

 そのような中でドクターヘリが一番役に立つ事例はどのような時かというと、交通事故や労災事故で患者さんが壊れた車や機械に挟まれて、助け出せないときです。

 ウインチや油圧ジャッキなどで壊れた部分を開放し、患者さんの救出作業を行いながら、医療行為を並行して行うような事例で、多くの出動事例の中ではごくたまに遭遇することがありました。

 写真は猫が飛び出して、それを避けるために電柱に衝突して車が大破し、ハンドルなどに挟まれた高齢の女性ですが、心臓破裂の重症でしたが1月ほどで退院したそうです。

 建築現場で組み立て中の鉄筋に墜落して、2本鉄筋が太ももと腹部を鉄筋が貫通して宙づりになった例や、耕運機の刃が顔に突き刺さった例などドクターの指導の下に救出作業を行いながら、救急処置をしていました。

 このような事例でもランデブーポイントで救助隊と落ち合って車で現場へ向かうことが普通ですが、より有効な救命のためには、条件が許せば徒歩圏内の適切な地に着陸すると、搭載した医療用の資器材がフルに使えるためより有効な活動となります。

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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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