白ヘリは整備が不備なので危険??、、、

https://news.infoseek.co.jp/article/sankein__value_affairs_2OMYCRN2NVPY7EODVLGXLCEKEA/?tpgnr=poli-soci
昨日はヘリの白タクの記事について取り上げるつもりでしたが八街の事故が入ったので今日になりました。
25日のサンケイの記事で事故が多い白ヘリの件が取り上げられていて、航空評論家氏は点検整備体制が不備な場合があるので危険性が高く事故が多いと言っていられます。
それはほぼ嘘です。
白ヘリと言われていることはないと思いますが、自家用の小型固定翼機やヘリコプターを使った白タクが横行しているようで、業界ではうわさが絶えることが無いのですが、最近立て続けに事故があってヘリの白タクがやり玉に挙げられているようです。
白タクが横行する一番の理由は行政が取り締まらないからで、航空機の運航数やパイロットなどの航空従事者の数が極めて少なく、まともに取り締まる気になればすぐに白タクは絶滅できそうに思います。
運送事業と白タクの安全性の違いは機体整備ではなく、機体の運用やパイロット整備士の業務管理や審査訓練など運航管理面の理由によるであるということが常識なのですがなぜか航空評論家氏は機体整備だと言っているようです。
航空機の整備は自家用機であるか事業用機であるかでほとんど違いはなく、航空機は国土交通省が指定している点検整備作業で、それはほとんどメーカーの整備マニほとんのコピーですが、これに従って同じように行わない飛べないことになっていて、鉛筆をなめてズルをするのはプロも素人もあり得ることで、あまり変わりはなさそうです。
事業機と自家用機の違いは事業機は自社の整備規程、これもほぼメーカーのものと行政のものとほとんど変わらないようですが、これに従って点検整備を行い、自家用機はメーカーの整備規程通りに行うことになっていますのでほぼ同じようになるでしょう。
ただ事業機は自社の整備規程に従って日日の運航前点検を有資格整備士が確認行為を行うことになっていますが、自家用機はパイロット自身が運航前点検をすることになっています。
自家用機も事業機も整備内容はほとんど変わらないのですが大きく違うのは、パイロットの訓練や資格に大きな制限があり、おおむねゴルフ場への送迎などの運送事業機では、機長時間が500時間、当該機種30時間、最近の飛行経験として一定期間の着陸回数を満たしていること、年に一度の定期訓練と審査に合格していること、一定期間のうち決められた休日を取っていること、航空身体検査はより厳しい1種など、少し考えただkでもこれだけの規制があります。
そして運航管理として運航の状況の把握や天候確認など一定の施設とルールが必要になります。
自家用の場合はパイロットが自家用操縦士の技能証明と必要なら型式限定、2種航空身体検査があれば良く、運航中の運航監視や飛行支援などは必要がないことになっています。
そして様々な運航業務は審査を受けた運航規程や整備規程によって管理されていて、パイロット一人ですべてを行う自家用機とは支援体制が全く違ってきます。
白タクの場合ヘリはどこの馬の骨が所有しているかわからない機体を今日借りますと飛べますが事業機は登録されて継続的に管理されている必要があります。
写真のヘリはドクターヘリ塗装前の機体で真っ白ですが白タクではありません。念のため、、、
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No title
そういえば 左利きのパイロットって
総柔道しているのでしょうか?
左席に座って サイクリックは左でピッチレバーは右手ですか?
総柔道しているのでしょうか?
左席に座って サイクリックは左でピッチレバーは右手ですか?
No title
固定翼は左右の操縦席の間にしかスロットルがありませんね。(笑)ヘリはピッチレバーがそれぞれ左にありますから、中央のピッチレバーを共有しませんね 左利きであっても