今度は米海軍ヘリが予防着陸、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/e3b761fbff25a6e172e58894f6b9a86d596c1d3e
22日の午前10時ころ、今度は海軍のヘリが長崎県の壱岐空港に予防着陸したようです。
同機は韓国から佐世保へ向かう途中でたぶんメインギアボックスの金屑検出プラグに金属片が付着して警報装置が点灯したため、予防着陸して、点検整備を行った後、0時半ごろ佐世保へ向け離陸したようです。
ローターを駆動するメインギアボックスの故障はいきなりローターが止まって墜落する可能性がある不具合で、最悪故障が進んでギアが破壊するとオートローテーションもできなくなり即墜落する可能性があって、故障の緊急事態の中では一番危険性が高いものです。
ですから検出される金屑はベアリングのメッキの剥がれなどの髪の毛状の物でも反応し、高圧電流で焼き切る装置が付いていて、警報灯を消すことが出来れば飛行を継続できるようになっています。
もしギアボックス内の潤滑オイルが抜けてしまってドライ運転になっても45分は持つような強度も併せ持っていますが、警報灯が消えなければ着陸してどのような金属片が着いているか点検する必要があります。
今回は2時間半で離陸していますので、付着した金属片が規定以下の小さなものであったことを確認して、再離陸して佐世保へ向かったようです。
ここ2週間程度のうちに、沖縄で海兵隊のUHが夜間畑に不時着し、先日は空軍のオスプレイ、そして昨日は海軍と申し合わせたようにトラブルが起きていますが、東シナ海有事の緊張で米軍機の活動が活発になっていることの表れなのでしょうか、それとも日本国内や周辺の飛行の自由度の確認でもするために予防着陸を繰り返しているのでしょうか。
飛行中の航空機からの、日本の民間空港への臨時的な着陸許可は管制塔に許可要請を通報しますが、よほどの緊急事態でなければ管制官の独断で許可をすることが出来ない仕組みになっていて、特にローカル空港の管理は県が行なっていて、管制官は県当局へ着陸要求をリレーして、県の了解を得なければならないようになっています。
平和ボケしているローカル空港では着陸許可をするべきかどうかをもたもたしていることでしょうから、いちいち故障状況の説明を求められるかもしれませんし、流ちょうな英語ではなかなか意思疎通は難しいでしょう。
私が204Bでエンジンのオイル温度が振り切って沸騰した時は社内無線で緊急着陸の連絡を神戸ヘリポートへ依頼し、いつ止まるかしれないエンジンの状態を最優先で注視しながら、ほとんど無言で着陸したことがありました。
平和ボケしたローカル空港への予防着陸は時々行って平和ボケの頭を時々目覚めさせる必要があって、3軍が次々と予防着陸したとしても不思議ではなさそうです。ちょっと言いすぎですが、、、
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