福島県警事故 、ローターがドライブシャフトに衝突、、、

4月10日出動 (7)

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200225-00000107-jij-soci

 25日安全運輸委員会は福島県警が墜落した事故がメインローターがテールロータードライブシャフトを叩いて脱落したことが原因と考えられると公表したそうです。

 このことは墜落した機体を見たら、その日でもわかる明らかな事実で、今頃公表することはすでに遅すぎていて、調査能力が疑わしいとプロは疑いかねません。

 問題はその他の公表内容で、ニュースで伝えているのをまた聞きなのでフェイクニュースの可能性があるのですが、突風でローターがドライブシャフトに当たる可能性があり、過去にそのような事故があったと言ったことです。

 突風でそのようなことが起こるヘリは型式証明が与えられず、飛ぶことを許されないでしょう。

 そのようなヘリはとても怖くて乗っていられませんし、万一突風時にローターがドライブシャフトを叩きやすいヘリがあったとしたら、通常手順や緊急手順を網羅したフライトマニュアルにそのことを書き、強風時や乱気流時の制限事項や回避方法を記すべきでしょうけれどもそのようなことは書けないでしょう。

 車でいえばでこぼこ道を走ったらタイヤが外れる可能性があるから、でこぼこ道は30キロ以下で走りなさいと書く必要があります。そんな車はだれも乗らないでしょう

 ローターの軌跡は一番下がった場合でもドライブシャフトから30センチとか離れているのですが、これに異常なしなりが加わると当たるので、どの機種でもその可能性があり、異常なしなりはやはり急激な後方への操舵が原因であることはほぼ間違いないでしょう。

 高速で乱気流に突っ込んで、大きく落とされてマイナスGがかかった時、慌てて沈みを止めるのと速度を落とすため、後方への過激な操舵を使って限界値までローターの軌跡を変えたときに、ちょうどヘリの姿勢が頭下がり、しっぽ上がりでローターとテールがお互いにぶつかる方向へ動いていれば当たる可能性があります。

 つまり乱気流に対応する操舵が過大でしかも急激であったためぶつかったとしか考えられず、後方への舵が1秒でも遅ければぶつからなかったでしょう。

 機体やローターが乱気流で暴れ始めたときに急激な舵は禁物で、しかも限界まで使うと非常に危険だと言えるでしょう。

 少なくとも乱気流だけでローターとテールが衝突するようなヘリがもしあれば、BK117のように当たりやすいから気を付けようというな裏情報は多くのパイロットに伝わっていて普通以上に気を付けるもので、少なくとも一撃でドライブシャフトがぶっ飛ぶような操作はしないでしょう。

 ドライブシャフトカバーとローター下面に傷がつく程度で済ませるのがパイロットというもので、それでなければ明確な対応策が出るまでは、同型機全機飛行停止に値する欠陥ということになります。
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No title

AWシリーズ機って突風ぐらいで、尻尾をたたくような欠陥機だったんだあ~~。
コスト削減でマスト短くされて、メーカーは利益優先で、乗員も短命にする気なのか、、、

メーカー側は、設計に何の問題もありませんというんじゃない? 問題は、急激な操作をしたパイロット側にあると…
運用限界には、「急激な操作禁止」なんてどこのメーカーにも書いていないとおもいますけど…車で言えば急ハンドル操作はダメですとおなじでしょう。


そんなドライブシャフトが取れるほどのヘリに耐空性はあるのかなあ~~。TCDレベルならAW139全機運用停止でミッション不可でしょ

急激な後方操作って、突風などによる異常な頭下げ姿勢からの回避操作でもしないのが一般的では、 風に逆らうかような過激な操作をしては、機体が壊れるのは当然かも…  急激な後方操作は、障害物の回避操作とか急停止する時の操作以外は、普通、訓練時以外はあまり操作しないと思うのですが、

R22なんてベルコプターと違って低慣性ローターだから離陸前進上昇中にエンジン停止したら急激な後方操作をして減速しないと回転が落ちますから直ぐ落ちます。 普通はやりませんし、誰も教えてくれませんのでテストパイロットに教わりに行きました。 かなり早いクイック後方操作です。 機体が軽い分フレアーUPし尾部もヒットせず着陸姿勢にします。 加速上昇中に減速しないで突っ込んだら怪我じゃすまないですから不測の事態を考えて訓練した怖いもの知らずの私…。

  

No title

急激な後方操作をパイロットがしたのでしょうか、それともオートパイロットがしたのでしょうか。
そこが知りたいところです。
推測ですが臓器空輸業務は時間との勝負で、特に心臓は優先順位が1番とある医師から聞きました。
そうなると巡航速度を上げる必要があり、AW139のVne167kt(高度により変わる。)のマイナス10ktか
それ以上低い速度かも知れませんが多分IAS150ktは出していたのではないでしょうか。出力もトルク80%
強を使用していた可能性があります。
このオートパイロットをFDにカップルした状態で乱気流に遭遇した時、オートパイロットはどの位の修正操作を
したのか、ひょっとしてオートパイロットは最大の修正操作をしてテールを叩いたのかも知れません。
聞いた話によれば、旅客機のオートパイロットは乱気流モードがあるそうで修正操作量が少なくなるそうです。
そうなると機体設計(オートパイロット)に問題があったのかも知れません。

いずれにしてもあの状況で死者なしの不時着を行った操縦士の技量は素晴らしいの一言です。
プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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