ドクターヘリ夜間飛行、精神論より組織人物金はどうするの??

東北震災夜間飛行

 https://article.yahoo.co.jp/detail/ac1feeae998f4bcfecde160812fcb259e23909b4

 危機管理のプロ、小川和久氏がスイスに学んでドクターヘリの夜間飛行をするようにと言う意見を表明されています。

 日本のドクターヘリなど公的ヘリの現状を見ているのかいないのか、危機管理のプロとはとても言えないような、非常に危機に満ちた精神論を述べています。

 日本はスイスに学んで、、、、、と言う言葉は朝日新聞など反日勢力が平和について垂れ流した永世中立国スイスに学べと各家庭に軽機関銃があるほどの武装国家をまねろと言っていたことを思い出しましたので、あまり現実性は無いようです。

 この世の中、どんな事業をやるにしても、絶対に必要なことは、人,モノ、金を用意し、そしてまともに動くような組織を作ることなしにはうまくいかないことは今更言うまでもなく、大昔は大東亜戦争が、そしてヘリでは農薬散布ヘリの墜落地獄、そして最近では防災ヘリの連続事故と誰が見てもわかる例が目白押しです。

 もちろん精神論から入って徐々に人物金をそろえて行くということもある程度は致し方がないことですが、何しろ航空機は準備がいい加減だと必ず人が死ぬということになります。歴史が証明しています。

 聖徳太子の17条憲法 2条 3宝を敬うべしではありませんが、人から言うと、昼間だけ飛んでいてもまともなパイロットの絶対数が十分に揃わないのに夜間飛びだすとパイロットは残業地獄に陥り、これは何としてもめどをつけるべきでしょう。

 もので言うと暗視ゴーグルだけではどうにもならないでしょうから、多くのランデブーポイントには夜間照明施設と気象観測装置、気象通報装置が必要でしょう。

 これらものを将来的にそろえるには相当な長期計画でまた相当な費用をつぎ込んで整備する必要があると思われますが、誰かが金を出す必要があり、パイロットの訓練費用や雇用費用なども含めて将来的に誰がどの程度負担するかは見通しておくべきでしょう。

 人物金のめどが着くことが可能であっても、一番大事なことはやはり組織体制をどうするかと言うことが肝心で、今の公的ヘリが各地域のミクロ所帯の運航組織でこのような多くな共通性のある課題を、多くの難題を解決して実現していけると思うことは無謀でしょう。

 全国的な管理体制がある程度は整った、消防や警察でさえヘリコプターの運航に関しては独立独歩の雲中飛行中であるようなのに、完全独立、唯我独尊ドクターヘリが一地域2億3億程度の金しかなく、運航会社と医療組織の2頭立て、誰も責任者がいないような体制でこの難題に立ち向かうことは殆ど自殺行為でしょう。

 いい加減精神論はやめて、実際にどうするか程度は誰かが言い出すべきですが、残念ながらそれを言い出せる組織もなく、責任者もいない上、立法府はど素人、危機管理のプロはいつまでも精神論でパイロットに死ねと言っているようではとてもついていけないでしょう。

 
 
スポンサーサイト



コメントの投稿

Secre

No title

他国の数倍の予算を浪費している割に重大事故を連続させ、自衛隊ですら人員不足でブラック化、防災や警察は整備士が誰も寄り付かず、パイロットのキャリアパスを誰も描くことが出来ません。
他国に目を向けるのも結構ですが、我が国のヘリ業界が入り口の時点で破綻しているという現状をなんとかしない限り運航不能に陥ったり事故が起きるのは止まらないでしょう。
今までは防災が犠牲になりましたが、このままではドクヘリに死神がやってくるのも時間の問題に思います。

No title

運航を支えるインフラにしてもゼネラルアビエーションの領域において日本は明らかに見劣りします。
この辺の事情を理解している方が殆ど居らず、見てくれだけ真似して機体ばかり豪華になっていくのはなんとも虚しい限りです。
推進している方々にヘリの運用現場に携わったことのある方がほぼゼロというのが日本のヘリ業界を物語っているように感じます。

ドクターヘリパイロット(元)奮闘記 世の中 本音と建て前ばかり、、、

ドクターヘリパイロット(元)奮闘記 世の中 本音と建て前ばかり、、、
https://bell214b1989.blog.fc2.com/blog-entry-3845.html

無知には無理

オートパイロットの使い方もわからず、学ぼうともしない
各種機器のブラインド操作も出来ない(というか、それ何?の世界)
当然、夜間飛行経験も、ほぼ零相当
その時間も、日没後の薄暮の時間程度
それでも国営教習所出や物輸出で巾をきかせる方々が、頭つき合わせての夜間運航はどうでしょう

それでも、管理人様が問題視するひとつの、『金』が、かの腰ぎんちゃく宗教党の旗振りでドーンと出るようになったら、各社飛びつくことでしょう(経営者がですが)
半年や1年位の準備期間で始めちゃうんじゃないのかなと思います

ハード的には、対地100ft以上のフェーズにおいては今でも可能と思います(機種、装備品によりますが)
100ft以下はランデブーポイントの広さと障害物の状況しだい
要員的には、薄暮を除く、サブシートでの同乗出動と訓練用ランデブーポイントでの離発着、OJT出動を各20回
(要員が充足されてることは前提です)
気象判断については、各消防本部(地理的に離れてるときは支所にも)にシーリングと視程の観測設備
他にもあるのでしょうが、最低でもこれだけは準備して始めてもらいたいと思います

業界的にも右肩上がりの話は何もありませんので検討の価値があると思います
プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
12 | 2020/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR