三沢でF2が滑走路へ誤進入、、、、

T33 (7)

 
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191003-00000144-jij-soci

 10月3日、三沢基地で空自のF2戦闘機2機が管制官の指示に従わずに滑走路へ誤進入し、着陸寸前のJ-AIRのエンブラエル機がゴーアランドするトラブルがあったようです。

 4日には航空自衛隊のトップ 航空幕僚長が陳謝したそうです。

 また安全運輸委員会は重大インシデントとして調査を始めたそうです。

 自衛隊の戦闘機や軍民のヘリコプターが同じようなインシデントを起こす事例が多いのですがそれにはそれなりの理由があり、この種の航空機に乗るパイロットだけがお粗末だと切って捨てるわけにはいかない事情があることを今日は情報として書いてみます。

 私はヘリとジェット機と両方の経験があり、機内で聞いていた外からの無線交信の聞こえ方が普通だと思っていましたが、のちになって管制塔や旅客機のコクピットで無線を聞いて愕然としたことがありました。

 ヘリとジョット機の無線はガード下で聞いているような状態でものすごい騒音の中ですので、管制官や旅客機のパイロットが聞いたらたら半分も聞き取れないのではないかと思いました。

 プロペラ機ですがT34で初めて訓練を受けたときのは、慣れるまではほとんど何を言っているのかわからない状態でしたが慣れれば聞けるものですが、集中していなければやはり聞き取れないようです。

 また単座機の場合、無線通信だけに集中していることはなく、離陸前の機器類の点検や僚機への指示や離陸後の操作への準備などやることは無数にあり、無線交信のタイミングが狂っただけでも聞き取れない場合や他の操縦操作への影響が出ます。

 旅客機など複数操縦士の場合にはお互いに分担、カバーが出来るのとは大違いですし、管制塔内も複数の管制官が在席していますので単座のパイロットは特に不利な状況にいると言えるでしょう。

 ヘリコプターの場合はさらに不利なのはスキッドタイプのヘリで、不安定なホバリング操作をしながら、無線通信をするので、姿勢が大きく乱れたりと下手をすれば墜落しかねない状況があります。

 管制官の言い方のルールも決まっていて、万一当該機が守らないと重大な事故に繋がりかねない事項、今回のような、ホールドショートオブランウエーと言う指示を出す場合、かならずトラフィック3マイルオンファイナルなどと理由を付けて、指示を伝達するなどすることが聞き間違いを防ぐこととなります。

 またそのような指示は滑走路の直前で出すことが重要で、500メートルも前で出すと、その後はパイロットが他の操作に集中して指示を忘れる可能性が出てきます。

 もう一度書きますが、管制塔や旅客機のコクピット内で聞く無線は夢のようによく聞き取れたことに愕然ととしましたがこれを管制官にぜひ体験してほしいものです。
 
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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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