MBS みがくひと 豊岡藤巻看護師、、、、、







 28日夜、関西のMBSで豊岡ドクターヘリの藤巻看護師が取り上げられていましたので、ここに紹介します。

 実は私も見逃したのですが、ネットは便利なもので、豊岡ドクターヘリのフェイスブックを通じて知ることが出来、MBSのネット配信で見ることが出来ました。

 番組は藤巻看護師が医療用のウエットティッシュで機内の備品などを商簿くしている様子と、整備士のK君が砂塵で汚れたローターを磨いている様子を流していました。

 各種ある民間ヘリの運行の種類でも、ドクターヘリがいろいろと汚れる条件は一番汚れ仕事の農薬散布と同じくらい汚れ、クルーはなかなか大変です。

 医療面では嘔吐や出血がキャビンのドレインを通じで床の下を通って機外に出ることがあり、後方の尾翼が出血で真っ赤になったことすらあります。

 機体の汚れは、離着陸で舞い上がる砂塵がエンジンや構造の隅々まで付着したり、回転部分の摩耗をする恐れがあります。

 海上自衛隊のUS2などの飛行艇は海水をまともにかぶりますので塩害でダメージを受けますので、着陸後シャワーをかけて洗浄しますが、ドクターヘリはそうはいかないので、こまめにふき取るしかなくなかなか厄介です。

 砂塵が上がらないように、消防隊が校庭などに散水していただけるのは大変良いのですが、足元がどろどろになって、機内の床が泥だらけになる不具合もあって大変です。

 番組でも言っていましたが、ぴかぴかに磨かれたヘリで出動することは大変気持ちの良いものですし、安全運航のためにもよく手入れされたヘリや装備品で飛ぶことは基本中の基本です。

 ちゃんと整備は行き届いていますと言われても、ぴかぴかのヘリとうす汚れたどろどろのヘリならだれでもぴかぴかの方が安全だと思うのは人情です。
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Secre

No title

ナルホドです。
生きるか死ぬかを回転機器に全面依存するのは危険なのかも知れませんね。
トランプ大統領は日本に来た時はよくヘリに乗る様ですが安全管理のバージョンに関しては次元が違うレベルで管理しているのではないでしょうか。

No title

狭いキャビンですから(まあ広くても)吐しゃ物や血液の臭気は「慣れて平気」という医療スタッフは多くないのでは? と想像したりします。 ドレンから血液がテールに飛んで赤くなるとは、病院に搬送した時に事情をしらない市民など、さぞ驚くのではないでしょうか。
それを磨く仕事は本当に大変なことですね。ドクヘリは見えない苦労も多いですね。
プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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