インドネシア ライオンエアーの事故原因に迫る、、、
少ない情報ですが、インドネシアのLCCライオンエアーのB3の墜落事故の原因に迫ってみたいと思います。
日本の旅客機は空港の騒音問題などで早朝5時台、6時台から飛ぶ事はまれで、夜も10時以降はほぼ飛ばないようです。
インドネシアの朝は早く、モスクの屋根についている安物の巨大スピーカーから毎日のように大音響でコーランが流れるのはまだ真っ暗な5時台で、いつも目を覚まされていました。
そんな国ですから航空機の騒音問題など誰も気にしないのか、また国民が皆早起きなのか、定期便の朝の始発は5時過ぎで、夜間も遅くまで飛んでいますので、航空機の稼働率は良いのですが、故障した場合の夜間整備はあまり余裕がないのでしょうか。
今回の機体は前日の最後のフライトで機長側の速度計が故障し、副操縦士が着陸したようなことを言っていました。
この故障が十分に整備されていなくてどうやら、そのままだったか、あるいはさらに悪くて両方の速度計が正常な数値を指さなくなっていたら、今回のような事故が起こる可能性があります。
朝6時半前くらいに離陸したようですが、まだ暗かったか薄明るい程度ですから、速度計の故障を抱えたまま離陸してしまった場合、まずは安全な高度、今回は5000フィートまで上昇すると無線で伝えたようですが、後は機体を安定させて着陸を試みることになりますが、これに失敗してしまえば、下手をすると海面に激突となる可能性があります。
速度計はピトー管、静圧穴、配管、計器とも機長側と副操縦士側が独立していて、同時に2系統とも壊れる事はまれですが、前日に機長側が壊れて、適性な整備作業がなされなかった、または正常な逆の方を触ってしまったなど手違いがあって、前日よりさらに状況が悪くなったかまったく修理されなかったら大変危険なことになります。
離陸中から速度計が正常に指さなかったのにうっかり離陸してしまったら、すぐに引き返して着陸を試みようとしますが、上手く速度をコントロールできないで墜落となったのでしょうか。
昨日の記事は私の確認不足で墜落した機体は最新型のAW169だったようで、139よりやや小型のもので日本では朝日新聞など数機程度しか導入されていないようです。
世界的にも事故歴は今回が初めてのようで、旋転しながら墜落したのは確からしく、そうなると過去に殆どない3枚式のテールローターがどうも気になります。
機体の大きさが4,5トン程度で412よりやや小型でBK117 145などとの中間くらいで、今後大型化が見込まれるドクターヘリの候補機としてちょうど良い大きさです。
時間が過ぎれば正確な事故原因は公表されることでしょうけれども大変気にかかるところです。
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管理人さま
今回、墜落した機材はボーイング737 MAX 8で、本年8月15日に引き渡されたばかりの新造機です。それだけに機器の故障が発生したのであれば、品質管理にも問題があったような気がします。
今回、墜落した機材はボーイング737 MAX 8で、本年8月15日に引き渡されたばかりの新造機です。それだけに機器の故障が発生したのであれば、品質管理にも問題があったような気がします。