東京五輪、ドクターヘリを持たない、、、、




   「 東京五輪 ドクターヘリを持たない羽田空港の医療体制は 」と言う文章が公開されています。

 文章を読むとオリンピックで人の動きが集中する、羽田空港の救急医療体制を充実するためには、ドクターヘリを有効に活用するべきであると、言うような事が書かれているようです。

 もうひとつは東京都がドクターヘリを持たないことに問題点があり、東京都の救急体制の中で多くの救急病院がありながら、ドクターヘリが有効人活用されるべきであるというような捕らえ方も読み取れます。


 巨大空港内の救急体制は一般的な急病患者には空港内の診療所が対応する体制があります。

 また、空港内での大規模な航空事故に際する傷病者には、近辺のドクターヘリはもちろん、消防ヘリや防災ヘリなどが多数飛来して、救助に当たる体制は関西空港などで訓練が実施されています。

 この場合、大規模航空事故でしょうから通常は滑走路が閉鎖され、空港機能は止まり。多数のヘリがあちこちから飛来することは特に問題はないでしょう。

 ただし、事故が起きた滑走路だけを閉鎖して、その他の滑走路の運用を続けながら、救助のヘリを飛ばすことは、周到な準備と高度の管制技術を必要としますので、普段から相当な打ち合わせと訓練が要ることでしょう。

 空港機能を止めて、各種ヘリを受け入れることなら、ある程度の事前対合わせや机上訓練だけでも十分安全に出来そうです。

 羽田は過去に墜落事故などで空港が閉鎖されて一時に30機以上の救助ヘリや取材ヘリを受け入れた実績があります。

 筆者は空港内の救急患者を付近の周りの県のドクターヘリを使って、救急病院へ迅速スムーズに搬送できないかと言うような仮定を取り上げているようですが、広大な面積の制限区域が複雑に入り組んでいる空港内での救急活動には、ヘリで入ろうと、直近の鎌田消防などから救急車で入っても余り優位性に差はないでしょう。

 しかも救急車なら決まった時間で着きますが、ヘリの場合には空港内の着陸場所を指定するほど管制上の制限を受け、着陸時間が遅れる可能性があります。

 つまりドクターヘリの優位性の第一である、患者への接触までの時間の短縮にヘリが生きる可能性は低く、一番は空港内診療所の医師で次が救急車、最後がヘリになりそうです。

 病院収容はヘリが一番有利ですが、救急医療の優先度は医師による診療が早くなることですので、まずは空港内の診療体制を向上させるべきでしょう。

 次は大規模航空事故時の各種ヘリの運用体制の確立をすることで最後に、通常状態でのドクターヘリの運航について、体制の構築、手順などについて協議して訓練をし、そして最後に実出動へと繋げるべきでしょう。

 オリンピックの時のドクターヘリの運航は、まずは各競技場に隣接した着陸地点を整備または確保しさえすればヘリはいつでも可能と言うことになるでしょう。

 このような着陸場所の確保は警察の警備上、消防活動上などのためにすでに検討されていることでしょうから、その中にはもちろんドクターヘリの運航と言う点でも取り上げて準備すれば良いということになります。

 各種競技場に近いランデブーポイントさえ決めれば、いつでも出動は可能となるので決めれば良いのですが、東京都はドクターヘリを持たないので、あまり積極的でない可能性が高く、他の県などからアドバイスする必要があるかもしれません。
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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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