愛知医科大ドクターヘリ 格納庫完成、、、、










 平成14年1月から始まった愛知県ドクターヘリの基地病院にやっと、格納庫が完成し、今日、4月30日に完成式典が行なわれるようです。

 平成14年から16年もかかってやっと格納庫が整備されたそうですから、なんと悠長な事をしていたのかと思いますがやらないよりやったほうが良いに決まっています。

 ドクターヘリの関係者でなくとも、基地病院に何故格納庫が必要かなどいまさら説明する必要がないほど重要で常識的なことなのですが、先進的に運航をはじめたところでもいまだに格納庫や給油施設が整備されていない所があるようです。

 私が10年以上前からドクターヘリパイロットとしてこのブログを通じて訴えてきた一番大きな点は、この格納庫を含む運航設備をまともに整備しろと言うことでした。

 必要な運航設備とは、はじめに荒天時や夜間の機体保護と夜間整備のための格納庫、次に、常時、窓から天候観測のでき、十分休憩の取れる広さで、運航支援設備、気象観測設備や無線設備などを備える事が出来る、またクルー専用のトイレがある、運航クルーの待期場所、そして最後はヘリに常に5分程度で給油できる設備の3点セットが安全確実な運航に欠かせないと言って来ました。

 ドクターヘリを運航すると、これらが安全確実な運航には絶対必要であることはすぐに理解していただけるのですが、見切り発車してしまった県ではなかなか修正できないようでした。

 特に屋上へリポートでスタートした県はそうやすやすとは格納庫も給油設備も追加設置できないことに気が着いて、わざわざ敷地内に地上へリポートを設置して給油施設と共に追加建設したところが複数県あります。

 軽はずみな、屋上へリポートの設置がいかに無駄であったか、あるいはすでにある屋上へリポートのために、地上へリポート、給油設備などの追加設置が出来ないかを物語っています。

 愛知医科大も16年もかかってやっとまともな設備がそろったと言えるでしょう。

 少しショックなことを書くなら、屋上へリポートへの離着陸は結構リスキーで1000時間程度の経験しかないパイロットのドクターヘリで屋上へリポートへ搬送されるなら、私は救急車にしてくれと言うかもしれません。
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Secre

No title

東京医科大(だったと思う)の屋上Hはしびれる
200m位の柱状ビル上に20×20mのH(建物断面は50×50m位だがHと同一水平面は直径30m位の円形のみ)
基地病院や良く行く搬送先の屋上Hなら慣れもあろうが、経験もなく見たこともない屋上Hが突然搬送先になる場合がある。
Hを目視確認したときトンボが穂先に降りるみたいだな~と笑ってしまった。
当日は冬型でビル風が予想されたので、トロトロHOV移動のアプローチはリスキーで通常のアプローチ速度でNO-HOV LDGが必要。着艦や薬散等で狭い条件の悪い場所の経験は少なくなかったので、それなりの着陸は出来たが、ビビリはありました。これからは経験少ない方々がやることになるので、グーグルアースなどのネットコンテンツを利用し経験を補ってもらいたく思います。地勢や気象条件があるので着陸できないことは問題ではなく、問題は着陸出来るか出来ないかを判断できないことだと思います。
常々管理人様が言われるようにイージーなフライトでもダレることなく目的意識を持って少ない機会を経験に積み重ねてもらいたいものです。

No title

日本国内の屋上へリポートはほぼ訓練のための着陸は出来ないことになっていますので、パイロットにとっては、ほぼいじめ状態ですね。
プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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