新潟県ドクターヘリ 2号機目運航開始、、、






 報道によると新潟県の2号機目のドクターヘリが長岡日赤病院を基地として、3月29日から運航をはじめるようです。

 一号機目の年間の出動要請が650件ほどあり、2機体制になると一機あたり350件ほどですから、全国的には平均程度の出動回数かやや少ない程度ですので2機体制は妥当なところでしょう。

 新潟は日本海性気象で雪が多いので650件のうち、150件もの出動見合わせがあり、これらは雪などの天候不良によるものと思われます。

 2号機目の日赤長岡病院には格納庫に接して、ヘリポートに電気式の融雪装置が整備されたそうですので、格納庫、融雪装置を有しない新潟市内の1号機の基地病院、新潟医歯科病院よりも冬季の出動に有利に対応できるでしょう。

 北海道を除く同一県で2機運航する場合、担当運航会社が別の会社に決まることは初めてではないでしょうか。

 しかも長岡はほとんど県内での運航経験のない、2社のジョイントですが此れも珍しいことです。

 最近は大手の会社の元気がなく、後発の中小会社ががんばっていると言う事情がありますが、此れのひとつの理由は、運航経験や豊富さや従事者の技術的な優位性がなくなってきてしまったということがあるのでしょう。

 もうひとつの理由は、大手会社のマンネリな営業展開より熱心は後発小規模会社の熱心さが勝っていると言うことの現れでしょうか、いずれにしても、同じような運航を請け負う報道ヘリに比較して2倍もの運航料金が設定されている仕事を取れないと言うことは大手にとっては大変な痛手でしょう。

 関西では同一会社が広く運航を請け負うメリットが言われ、新潟では違う会社がそれぞれ違った機種で運航するメリットが優先されたようです。

 さて 2社がそれぞれの特徴を生かして、切磋琢磨しながら競争することはそれほど悪いことではありませんし、県にとっては何らかの不具合が起こったなら、もう一方の会社にすぐに変えることが出来ると言う大きなメリットがあります。

 とは言うもの大手も新興会社もパイロットの確保と言う点では相当苦労しているはずで、しかもこの先その状態が緩和されるめどもなく、先行き不安が残ります。

 どちらの基地病院も冬季の山間部の雪という難しい運航状況は同じなので、安全を維持して実績を伸ばしてほしいものです。
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bellさん
ドクターヘリにはAW109よりEC135やBKの方がキャビンも広く観音開きで使い勝手が良いと思うのですが、やはり価格面で不利という事でしょうか。

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PとMが阿吽の呼吸となっている運航程安心感のあるものはないでしょう。
事故やインシデントを起こす遠因には確実に影響していると思います。まぁ事故報告書には絶対に出てきませんがね。

No title

価格より速度を売り物にしているのではないかと思いますがいかがでしょうか?> lon*r*nge*s2130さん

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bellさん
やはり、速度ですか。飛行時間が短くても少しでも早い方が優位ということでしょうか。
先にあった国際航空宇宙展JA2016の講演で鹿児島の病院の先生がAW109をべた褒めしていました。
他を知らないだけなのでは?と違和感を感じ、ドクヘリに求められる機能で109にどんな優位性があるのか気になった次第です。

No title

他と比べられないのが致命的ですね。109は速度しかとりえがないですね> lon*r*nge*s2130さん
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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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