豊岡ドクターヘリ 7年で1万回出動、、、







 私のふるさと、豊岡ドクターヘリが3月21日、7年弱で出動1万回安全飛行を記録したそうです。

 実は我が愚妻は豊岡生まれで、私は大阪が故郷ですが、最後にヘリを降りたのが豊岡ですので故郷のような気持ちです。

 この1万回の内、たぶん1000回は自分が飛んだので少しは誇らしい気持ちですが、飛べば飛ぶほど安全には十分注意してほしいものです。

 さて21日から奈良のドクターヘリが運航開始していますが、奈良県内のニュースでも運航開始式典を行ったと言うニュースだけで、いまだ飛んだと言うニュースは流れていませんので少し気になるところです。

 奈良県も大阪府と同じように運航回数の少ない県になりそうな気がして仕方がありません。

 ドクターヘリが飛ぶかどうかは、救急119番を受ける消防指令担当者の意識をいかに変えるかということに尽きます。

 意識を変えると言っても、実際にヘリで対応したほうが絶対的に救命に有利な状態を理解してもらうと言うことですので、それはドクターがヘリを使って救急医療を実践し証明して見せる必要があります。

 消防指令が一定の条件なら絶対的にヘリが有効であると、いったん
覚えたら必ずヘリを呼ぶことが身につきますが、有効性を疑ったり、不安があるとヘリは呼ばれることはないでしょう。

 県南部の山間部はすでに和歌山ドクターヘリで有効性を理解していますので、1回当たり60万円の縛りがなくなり、積極的に呼ぶことにはなりますが、何しろ人口密度が極端に少ない地域ですので、多くても週2回程度でしょう。

 県東部の地域は人口密度が南部よりやや多いので、背景人口と、ドクターヘリ救急事案の発生は南部よりかなり多そうですが、和歌山ドクターヘリの範囲でなかったため、関係者にヘリ使用の免疫がなく、相当程度の啓蒙が必要でしょう。

 そして北部の人口密集地こそ救急事案も格段に多く、この地域こそドクターヘリ対応事案が潜在していることは確実で、此れらそれぞれをどのように対応するかで、豊岡型になるか大阪型になるかが決まるでしょう。

 物事は何でも最初が肝心で、当初年400回と予想された大阪が100件程度にとどまり、1000件と予想された豊岡は今や年間1500件に達しています。

 出動回数が多ければ良いと言うことは一概には言えませんが、ヘリで有効な救命処置が出来る事案には確実に対応する体制を一日も早く確立してほしいものです。

 大阪が救急車によって有効確実な救命医療がなされているなら、ドクターヘリの出動が少ないことはなんら問題ではありませんが、広い奈良県で救急車での有効な救命医療に問題を抱えながら、ヘリも飛ばないというようなことはぜひ避けてほしいものです。

 豊岡が年間1500回も出動していると言うことは、少なくともヘリが有効な事案の救命医療に穴をあけているとは考えにくいので、やはり10000回無事故達成は大きな成果でしょう。

 
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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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