MRJ 2回も引き返し、、、、
機体をアメリカに持ち込んでテストフライトを加速するため、名古屋空港から千歳空港へ向かったMRJが2回も続けて空調装置に異常をきたして引き返したそうです。
最悪の悪い印象を業界に広めてしまったようです。
機械ものは壊れたり故障はある程度避けられないので、一回目の故障は致し方ないと言えるのですが、失敗したのは2回も続けて同じ故障が起こったことです。
航空機の故障探求は医者の難病診断治療と同じで、故障場所や症状によってはなかなか診断治療が難しいことがありうるのですが、製造メーカーが故障探求が難しいなどと言っていては運航会社は安心してその航空機を導入できません。
今回の故障の状況は外部の者にはよくわかりませんが、いずれにしても同じような現象で2回も引き返すのは、技術力の程度を疑われても仕方が無いような状況です。
さらに2回目引き返した後の処置でアメリカへの空輸を当分遅らせるということを言っているようですので、まだ治らないのか、あるいは復旧整備処置に自信がないのかと疑ってしまいます。
今回の故障で私の経験で同じような例があって、ごく簡単な例なので紹介しておきます。
航空機の電気系統には回路ごとにサーキットブレーカーという、過電流が流れるとスプリングでポップアウトして電流を遮断する小さなブレーカーがあります。
ちょっとした航空機には100個も着いているのですが、飛行中にこれのうち一つが飛び出した場合、規定では1回は押し込んで飛行を継続できます。
しかしまた飛び出したら、もう押し込むことはできず、重要な回路でなければ飛行を継続しますが、重要な回路なら引き返しとなります。
このような事象が起こったとき、担当の整備士はこのサーキットブレーカーを交換し、飛んでみてくれという処置をしました。
三菱の整備陣はこれと同じような処置をしたのでなければ幸いなのですがいかがでしょうか。
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No title
キチガイばかりですね。
No title
そんないい加減な整備をやっているとは思いたくないです。
旅客機はヘリコプターのように簡単なシステムではなく、仰る通り、何が原因か見つけ出すのに時間がかかる場合があります。
私はMRJについては詳しくありません、また今回のトラブルも「空調系統」としか発表されていないので詳細は分かりませんが、憶測を書かせて頂きます。
当然空調系統はコンピュータ制御でしょうし、整備用に不具合情報を収集する「CMS(Central Meintenance System)」と呼ばれるシステムが装備され、データリンクされているはずです。
通常、不具合発生時には、初めにこのシステムを確認し原因が何か探求します。更に、CMSによるシステムの作動テストが行える場合にはこれを行い、正常に作動するか確認します。
当然、空調系統の作動テストも行ったと思われますが、異常が認められず、またトラブルの履歴もなければ、一時的なものと判断して運行に供するのは一般的な手法です。
旅客機はヘリコプターのように簡単なシステムではなく、仰る通り、何が原因か見つけ出すのに時間がかかる場合があります。
私はMRJについては詳しくありません、また今回のトラブルも「空調系統」としか発表されていないので詳細は分かりませんが、憶測を書かせて頂きます。
当然空調系統はコンピュータ制御でしょうし、整備用に不具合情報を収集する「CMS(Central Meintenance System)」と呼ばれるシステムが装備され、データリンクされているはずです。
通常、不具合発生時には、初めにこのシステムを確認し原因が何か探求します。更に、CMSによるシステムの作動テストが行える場合にはこれを行い、正常に作動するか確認します。
当然、空調系統の作動テストも行ったと思われますが、異常が認められず、またトラブルの履歴もなければ、一時的なものと判断して運行に供するのは一般的な手法です。
No title
ただ地上でのテストでは問題が発現せず、飛行中にのみ発現する物もあり、頭を悩ませます。
一つ言えることは、原因が解らないのにサーキットブレーカーを交換するだけ、のような整備で運行に供するなんてことはありません。特に空調のような重要なシステムの場合。
今回は時間がありましたし、大々的に報道されてしまったので、考えられる部品の交換は行っているのではないでしょうか。さらなる詳しい調査が必要になってしまいましたが...
長々と失礼いたしました。
これからも拝読させて頂きます
一つ言えることは、原因が解らないのにサーキットブレーカーを交換するだけ、のような整備で運行に供するなんてことはありません。特に空調のような重要なシステムの場合。
今回は時間がありましたし、大々的に報道されてしまったので、考えられる部品の交換は行っているのではないでしょうか。さらなる詳しい調査が必要になってしまいましたが...
長々と失礼いたしました。
これからも拝読させて頂きます
No title
大型旅客機はヘリと違って簡単なシステムではないという認識ですがヘリを扱うもにはまっく逆の認識があります(笑)へりや軍用機の業界から見れば大型旅客機はドンガラが大きいだけで複雑なものはエンジンくらいであとは少しのアビオがついているだけだという認識です。S76以降のヘリは旅客機のまともなものと同等以上の複雑さだという認識を持っています。 taw*54*4さん
No title
大したトラブルシューてイングもしないでキャビンーコントロールボックスを好感したならサーキットブレーカーを交換する行為と同じではないかと疑問を持っただけです。さらにキャビンプレッシャーが上空でトラブったとしたら、どんな修正をしようと修正をしようと地上ではで同じ状態を再現できないでしょう。> bel**14b*98
No title
考えられる部品を手当たり次第交換をするのは愚の骨頂で原因が何かわからないということになります。故障している部品だけを変えればよいだけの話で、そのようなことをしているならサーキットブレーカを変えるほうがまだましということになります。なぜならサーキットブレーカーが悪くなかったということになりますが、手当たり次第に変えると本当はどれが悪かったかいつまでたってもわからず、また引き返すことになります。 taw*54*4さん
No title
旅客機の連続式耐空証明は車検が一回だけで墜落するまで車検が要らないキチガイの制度ですよ