八尾小型機事故 違法性は、、、



 今回の八尾空港の小型機ムーニーM20Cの事故の背景について報道ではまったくまだ触れることはありません。

 つまり運航そのものの違法性についてなのですが、搭乗していた4名や当日や神戸空港へ向かう前に八尾空港で下りた3名の男女についての情報がないため、想像するしかありません。

 運航していた機体は自家用登録のようですし、パイロットはETSという自家用機クラブを広島を拠点に行っていたということが一部ネットで出ています。

 自家用機を使って飛行クラブを作って飛ぶということや操縦の訓練練習をするということにはかなり濃厚な違法性があるということは業界内では常識で、調布で墜落炎上した事故時の航空機も同じような疑いをかけられています。

 自家用機クラブの会員を集め、料金を取って飛行することは使用事業や運送事業に該当する可能性が高く、いわゆる白タクの運航を、自家用操縦士の資格としろナンバーの機体でやるということは2重の違法性をはらんでいます。

 自家用操縦士資格なら、事業用免許などに必要な経験技量がないということは一目瞭然ですし、航空機が航空機使用事業免許や運送事業の事業機としての申請認可を受けていないなら、必要な維持管理がなされていないということになります。

 事故が起きても当たり前ということになります。

 このような違法性があるなら、離着陸時の操縦が適切だったか、失敗しなかったのかなどは事故調査以前の問題となり、話にも何もなりません。

 調布事故とまったく同じ背景があるというしかありませんが、機長である西本某という方のやっていたというETCなる飛行機クラブの実態をまず調べるべきでしょう。

 これが事実なら調布事故の教訓がまったく生かされていないのですから、当局はいったい何をしていたかということになるでしょう。

 当日一連のフライトでは誰が乗っていたか、航空機の所有者とはどういう関係であったか、金銭のやり取りはどうなっていたかなどを調べれば、白タクかどうかなどすぐにわかることでしょう。

 ヘリコプターはこのような白タク運航はやや少ないのですが、その理由はヘリコプターの価格が高すぎて採算がとても取れないという理由があるからで、それでも一部にはかなりあるようなうわさを聞くことがあります。
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ヘリコプター白タク運航は現在4カ所ほどあるようです。
ロビンソンR44でした。誰も調べないの?

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ヘリコプター白タク運航は現在4カ所ほどあるようです。
ロビンソンR44でした。誰も調べないの? 然るべき監督官庁へ教えてあげろよ!> tan*****さん

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ヘリコプター白タク運航は現在4カ所ほどあるようです。
ロビンソンR44でした。誰も調べないの? 然るべき監督官庁へ教えてあげろよ!> tan*****さん

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おい!静かになったの~?
被災者支援で疲れたか?w> tan*****さん
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bell214b1989

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35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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