秋田県と山形県のドクターヘリ連携、、、


 
 
 
 秋田県と山形県のドクターヘリが連携し、お互いに県境を超えて100キロ圏までカバーすることを12月8日から開始するようです。
 
 このニュースでも言っていますように、実態は冬季など天候が悪い場合、県内であっても山越えで飛ぶことは困難なので、秋田県のヘリが酒田市付近まで海岸沿いに、そして山形県のドクターヘリが標高の高い山岳部を超えることなく、内陸部の湯沢市をカバーするという非常に合理的な連携です。
 
 東北地方の冬場、強い冬型気圧配置になった場合は山間部は殆ど吹雪状態になってとても山越えはできないのは普通ですが、少しくらい冬型が緩んでも山間部は雲は取れることは少なく、超えることは困難ですので,少しくらい遠くなっても、山越えしなくて良い方法で患者さんの元へ飛ぶことが最善の方法です。
 
 真冬の山間部は、冬型気圧配置が緩んで、高気圧が移動性になって直上を通過してから、次の寒気が張り出す直前くらいまでしか、確実に飛べる日はありませんので、怪しい天気で引き返す可能性があるなら、山越えしなくてよい隣の県へはじめから要請したほうが確実でしょう。
 
 これはドクターヘリが縦割りの都道府県境界で運航するシステムがあるから、わざわざこのような協定を結び、一旦入った要請で天候を確認してから、さてでは隣の県へ依頼するか、、、というような動き出ですから、5分程度は出動が遅れることでしょう。
 
 はじめから酒田付近は秋田県ドクターヘリ、湯沢付近は山形県ドクターヘリと決めて運航を始めても良かったくらいで、それが出来なくても12月から3月はお互いに担当区域を入れ替えて要請の第一報を入れるようにしても良いくらいです。
 
 大阪和歌山でやっているような一回出動何十万などという、営利運航のようなことはしないで、出動した県の負担とするということは非常に大きな進歩ですが、それを是非定着して、助かる命を助けて欲しいものです。
 
 今回は山形と秋田がお互いにうまくカバーできる地域がほぼ同等にあったから、県同士の話し合いもうまく行ったのでしょうけれども、これが一方的に他県がカバーすることになるなら金を取ろうとする意見が幅を利かし、人の命を救うのに一回何十万円ではありがたみも薄れるというものです。
 
 地獄の沙汰も金次第では、、、、、、
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Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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