広島ヘリポート 大活躍だが、、
今回の広島の集中豪雨土石流大被害では、広島ヘリポートが最寄の航空拠点として大活躍と言うか、大変役に立ったと言う状況がブログに取り上げていただいています。
東北震災の陸上自衛隊霞目飛行場、阪神大震災の八尾空港、その他西鉄バスジャック事件の旧広島西飛行場など多くの大事件大災害時にヘリコプターの拠点として、大変重要な役割を果たすと同時に多くの問題点を残したことも確かです。
大災害で緊急の救助、救命、その他災害支援飛行、報道取材機、官庁所有自家用機などそれぞれまったく違った目的で、しかもすべて横並びの体制のお互いの指揮命令系統あない同士が入り乱れて飛び交う中、空港やヘリポートを管理運営する責任行政機関の管理運営権や思惑がぶつかる中、調整機関もはっきりせず指揮権もなく、烏合の衆があっちへこっちへとふらふらするような見苦しい一面もあったことは否めません。
この点では東北震災時の陸上自衛隊の霞目飛行場の官民救助機に対する指揮運営、協力体制は特筆するべきものがあったように思いました。
その点、国土交通省 航空局、その他民間向け飛行場管理者の組織はヘリコプターに対する知識や理解能力にかなり見劣りする点が多々見られ、運航側から多くの疑問や不服がぶつけられたことも事実ではないかと思います。
何回もの大事故 大災害を経験して、徐々にしか対応が良くなっていくしかないように思いますが、それにしても当局の管理責任者が腹をくくって前例にとらわれない、安全を確保した上での人命第一、効率優先の運営をやる度胸がいかに欠落しているか、ずいぶんと失望したものでした。
そのひとつの例を上げると、瀕死の命が待つドクターヘリの運航で、時間を短縮するため滑走路に対して斜めに入ってエプロンへ直接着陸すると、関係する他の航空機がまったくないにもかかわらず、血相を変えて規則を守れと言うような非常識なことを声高に叫ぶ人がいると言うようなことです。
先日取り上げた例も、それを端的に表していた例ですが、中華航空機が名古屋空港の滑走路端に墜落して200名以上の方が大炎上する機内で亡くなっている現場で、反対の滑走路端から離陸しようとした、消防ヘリを滑走路閉鎖だから飛ぶなと命令したキチガイ役人がいたことも厳然とした事実です。
せっかくの国民の共有財産である貴重なヘリコプターがつまらない前例主義や、固定翼機のための規則のせいや、管理者の臆病のために十分活用できなかった恐れがあるなら、いや まったくなくても、大災害、大事件が落ち着いた時点で、関係者一同 大反省会を持って真摯に話し合って改善していって欲しいものです。
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