アルジェテロ事件 政府専用機 見事な着陸、、、

 

 
 
 悲惨なテロ事件で10名もの尊い命が奪われる悲纂な結果に終わったことは、海外の未開地での仕事をした経験のある自分にとっても非常にショックでした
 
 石油開発最前線のオーストラリア人マネージャーから、夕食で一杯やりながら、ヘリが落ちてお前が死んだら,棺おけをお前の女房に必ず届けるから、安心して飛べと、冗談とも本気とも取れる話をしたことが思い出されます。
 
 今日はそのような現地での話ではなく、私は現地に派遣された政府専用機の動きやクルーの映像を初めから帰還まで注意深く見守っていました。
 
 民間航空機のように決まったルートばかりを飛ぶのと違い、政府専用機はいつどこへ派遣命令が下るかわかりませんので、日本の代表として、世界的一流の技量を持ってフライトが滞りなく、自信に満ちて飛んでいるかどうか非常に気になっていました。
 
 そして今日の早朝、羽田に着陸する場面の映像を見て非常にすばらしいと思いましたので、そのわけを少し披露しておきます。
 
 着陸した時間の今日の早朝6時半ごろ羽田は北北東の風1メートル位でほとんど無風、朝の気流はピクリとも動かないほどの安定した空気でしたが、それにしてもファイナルアプローチから接地の瞬間まで、エルロンの修正舵をまったくと言っていいほど打っていません。
 
 この程度は少しのベテランなら何と言うことはないでしょうし、それに引き続くフレアー操作 引き起こしもまったくスムースで引き起こし角がいちばん起きたところで静かにメインギアーが滑走路を舐めています。
 
 完全なノーショックランデイングでしたし、ここまでならベテランが為す業でうまい!!と言うところで終わってしまいます。
 
 私がこのパイロットはーー と思ったのはここからでした。
 
 普通 接地した瞬間ノーズが下がろうとするモーメントが働きますので、瞬間的に操縦かんを支えて接地した姿勢を保もったまま、そのまま空気抵抗で自然に減速して揚力が落ちてノーズギアーが下がろうとするのをコントロールしながらゆっくりとノーズギアを滑走路につけます。
 
 ところが今日のパイロットはメインギアが接地して、ワンポイント置いたときに、ほんの少し姿勢をさらに上げ、空気抵抗によって減速することをやったように見えました。
 
 ほんの1秒2秒ではありますがこれで滑走路長を最大限に使用してしかも空気抵抗で減速させ、ブレーキやリバースの負担を最小限にする操作であったのでしょうか。
 
 接地後の頭上げが早いと期待はもう一回浮かんでしまいますし、おそいと減速効果がなく、元元このような操作はマニアルrにもないでしょうが、空気力学的には非常に効果のある操作ですし、タイミングとその頭上げの大きさは非常に微妙な量で相当な熟練と、操作技術がいると思われます。
 
 今日のニュース映像を見てジェット機200時間しか経験のない元ヘリパイロットが感じたことですが、見間違いかもしれません。
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Secre

No title

超望遠で撮った映像しか見ることが出来ませんが、綺麗な着陸ですね(^^)/。

強風時などに良くやっている操作ですね。

747シリーズも今の航空業界ではコスト的に合わないということで消えてゆく運命かも知れませんが、マニア的には好きな機体です。


今回の事件で亡くなった人々の冥福をお祈りいたします。

No title

細かな点はシロウトにはわかりませんが、
D滑走路を利用して、停止距離も短かったように見えました。

アルジェリアからは、ノンストップフライトだったのでしょうか?

No title

ドイツのフランクフルトで給油したようですね
プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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