欧米のドクターヘリに学ぶものはあるか???



 日本でドクターヘリを導入しようという機運がもり上がった頃、やはり欧米に学べといういわゆる知識人が多かったように思います。

 飛び出して、暫く経つと、今度は夜間飛行だ、ホイストだと言うような先進的知識人の意見も聞かれたようですし、最近ではいまだにD-CALL-NET等と自動車メーカーの片棒をかつぐような人たちも一部にいるようです。

 そして最近では電気自動車や地球温暖化にカブれた一部の人はドローンドローンと忍者のようなことを言う人達が、ドクターヘリにドローンを使えと突飛なことをいうようです。

 世界の先進国で、地形的にヘリが一番活躍できそうな国は日本が一番だと思いますし、事実世界で一番ヘリコプターに冷たい航空の法規制の中でも、世界一ヘリが活躍する国であったと思います。

 この山ばかりの狭い国土で250機もの農薬散布ヘリを飛ばして、世界一うまい米の生産に協力し、急峻な山岳地帯を超えて、巨大送電網を完成させ、テレビニュースの取材では日本国中どこからでも生中継できるヘリを100機以上も整備した国はないでしょう。

 また災害の多い国であるので、防災ヘリや消防ヘリ警察ヘリなどを各県にそれぞれ配置し、多額の税金を使いすぎているとはいえ、国民の安全に大きく貢献しています。

 過疎化が進む中で、医療過疎が進んでいるとは言いながら各県にはドクターヘリが50機以上配置されて、急病、大怪我なら30分以内に飛んできてほとんど無料で搬送してくれる国は世界広しといえども日本の他にはないでしょう。

 ヘリパイロットの養成育成には少なからず問題はあり、ヘリを囲む航空行政にもいくらか問題はあるとは言いながらほぼ世界一のレベルにあると言えそうです。

 奥便意比較して、ドクターヘリが夜間飛ばないことや、ホイストをつけないことに不満のある知識人がいるらしいようですが、レベルが高いからと言って、運行支援設備の充実や、運行の危険性を無視して危険領域にふみだすには、運行現場の意見や設備投資や訓練制度などにかかる経済性を無視して、わざわざ遅れた欧米に習う必要はないでしょう。

 40年前、民間ヘリ運行のオリンピック状態でヘリが飛び回るインドネシアへ行って一年飛んだ経験では、当時ですら欧米には少しも負けているような気はしませんでした。

 リーマンショックと、その後の停滞で日本の民間ヘリの進歩向上は止まった状態ですが、それでも世界一流は維持していますので、欧米かぶれの知識人の言う事など無視してよく、もはや欧米に習うことは無さそうです。

 ヘリコプターを作れないこと以外はですが、、、、、

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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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