埼玉防災ヘリ ホイストワイヤー落とす、、、、

和歌山ドクターヘリ (844)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/10805356b8df75d88da382c0e48db6393eaf7897

 すこし古いニュースですが、埼玉県防災ヘリがホイストの試験中に重りのついたホイスト(救助用装置)のワイヤーと重りとフック、重さ135キロを誤って落下させるというインシデントがあったようです。

 空中で人を吊り下げる装置なので落ちれば命はない重要なものなので、絶対に落ちないようになっていると思われがちですが、過去に吊り上げた人を3回以上は落としていますがすべて防災へりか消防ヘリのようです。

 自衛隊のヘリは消防防災ヘリよりも歴史的に長く装備していて、訓練を含めて多くの救助吊り上げを行っている実績がありますが、落とした例はないようです。

 今回は長いワイヤーから下が落ちたようですが、こんな重要なものが落ちるようでは、安心して救助してもらえないという不安があると思いますが、なんと、救助ワイヤーと、カーゴフックは緊急時にはワンアクションで切り離せるようになっています。

 というのはフックを使って吊り上げ動作中に、山の木などに絡まって身動きが取れなくなる大変危険なことになる可能性があり、ホイストは確か、電気や油圧がなくなっても火薬を使って切るような緊急用の装置があったように思います。

 カーゴフックはベルヘリの場合は両足が当たるラダーペダルの間にブレーキべダルのようなものがあって、これを蹴りこむと機械的に一瞬でヘリの胴体のところから切れるようになっています。

 つまりは最悪の事態になった時には切り離してヘリがフリーになって助かるという最終手段なのですが、自分自身は数回以上は蹴りこむ寸前で助かったことがありましたが実際にけりこんだことは幸いありませんでした。

 空自のS60 救難機にはホイストが2基が同じ場所についていて、最悪片方のホイストがワイヤーが絡んで動かなくなったり、モーターが壊れて巻き上げられなくなっても、もう片方のホイストで救助できるようになっていますが、消防防災ヘリは1基しか装備していないので、故障や巻き上げ不能になったら、ワイヤーを切って飛行を続けて基地へ帰るしかありません。

 今回の埼玉防災のトラブルは緊急カットの火薬が不時作動したか誤って操作してしまったかのどちらかだと思いますが、一瞬にしてカットできるホイストで救助されるのは嫌だという方がいても不思議ではなさそうですが、貴方はいかがですか??

 今日の記事 よければ 「拍手」 クリックよろしくお願いいたします。
スポンサーサイト



プロフィール

bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
その他
9位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
9位
サブジャンルランキングを見る>>
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR