運航管理をできるか?ドクターヘリ災害地での飛行、、、



 能登地震からすでに一月ですから早いものです。

 ドクターヘリに乗るまではNTTや電力会社の災害時の運航をかなりやっていたのですが、被害を受けた送電線や中継所の復旧工事の資材運搬がほとんどでした。

 一部山間部の現場へ作業員の方を送迎するフライトもありましたが、一旦現場へ入ってしまったら、狭い範囲の飛ぶので、比較的運航としては落ち着いて飛ぶことができきるという感じです。

 ドクターヘリの場合の災害地での運航は、結構長距離や離着陸地の多さなどで、運行情報が手に入らないという不具合をどう解決するかが大きな課題となるようです。

 運航を管理して、指揮下のヘリに必要な情報を堂のように伝えて、安全確実な任務を指せるかということなのですが、例えば被災地の県のドクターヘリの運航管理部門が多数集まった他社の、他の県のドクターヘリの面倒を見れるかということが課題でしょう。

 福島へ入ったときの一回目の飛行依頼ともらった情報はは、なんとか市のなんとか病院から基地病院まで患者を搬送してください、着陸地のGPSデータだけでした。

 以後すべての飛行指示は同じ情報のみでした。

 平時なら着陸地の写真か見取り図、プロットした地図、病院の連絡先電話番号、待受消防の呼び出し名称と周波数、天候情報、給油が必要なら場所と連絡先電話番号などが普通は必要となりますが、大災害時はこのような情報は省略しても良い、とはならないでしょう。

 そして管理する方には当方の衛星携帯番号、普通の携帯番号、パイロットや搭乗者の氏名年齢など、そして搭載燃料や会社波の周波数などが当然必要でしょう。

 つまり平時の運行情報が双方に必要であり、以上は誰がどの組織が運行管理をするかなどは当然決めておいて運行支援をするべきなのですが、ほぼ無管理状態となっているようでした。

 警察ヘリや防災ヘリ、消防ヘリはそれなりに全国組織があってやっているようですし、自衛隊ヘリはほぼ完璧な運行管理をしていることでしょう。

 運行管理の他、寝るところや食事、トイレや休憩場所、給油の手配などなど、搭乗する者だけではほとんど何もできない状態では飛べないということになります。

 応援に入ったドクターヘリは地元県のドクターヘリ運行管理が全て管轄するのが理想ですが、少なくとも県内のランデブーポイントの情報集や消防や病院の周波数、衛星携帯番号などを網羅したファイルを配布するべきでしょう。

 東北震災から10年以上は過ぎていますのでこのような体制作りはかなり進んでいるとは思いますが、応援に入ったヘリには十分な情報を与える必要があり、発災後72時間が勝負のドクターヘリは特に初動が大切となります。

 自衛隊や消防、警察のように全国組織があって、人員数にも余力がある場合はまだ良いのですが、県別バラバラの他県のドクターヘリを飛ばすことはかなりの困難があるでしょう。

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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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