ドクターヘリ、レーダーではただのよそ者、、、、

管制情報懇談会 (1)

 救急車や消防車、パトカーなどは緊急車両と指定されていて、緊急任務で走行するときはサイレンを鳴らし、赤色灯を点灯して走行するので、周りの運転手や歩行者には明らかにわかり、道を譲ったり、信号を無視して走ることを予測できます。

 緊急車両には優先的に走行する合理的な理由があり、優先させる規定が決まっているからでしょう。

 ドクターヘリにも就航後になってから、航空管制上の優先順位を与えるということが決まり、最近では最優先されていた、旅客機に道をゆずってドクターヘリが優先されるような事例も報告されているようで、常識的な運用をするようになってきたようです。

 ドクターヘリには救急車と同じようなサイレンが大音声のスピーカが装備されていて、必要な時には注意を呼び掛けることができますが、空の上では他の航空機からは全く聞き取ることができないうえ、赤色灯のようなものは装備されていないので、機体の色でドクターヘリとわかっても緊急飛行中かそうでないかは識別することができません。

 空港や航空機を完成するところにはいくつものレーダー画面があって、計器飛行方式の旅客機などを識別し、レーダー誘導し、優先順位に従って空港へ誘導するなどの、管制業務をしています。

 そのためにはレーダーに映る多くの機影を見て、それがそれぞれどの航空機か初めからわかるように旅客機には便名別の2次レーダーコードを指定していますので、離陸から着陸まで、どのレーダー基地でも管制塔でも一目瞭然にわかるようになっています。

 有視界飛行の航空機は2次レーダーコード1200を発信しますので、有視界飛行の航空機であることは管制官にはわかりますが、どの航空機かはわからないことになっています。

 緊急で飛行するドクターヘリや防災ヘリ、警察ヘリなどは有視界飛行なので他の有視界飛行と同じように1200を発信しながら飛んでいますので、管制と連絡して優先扱いをしてほしい時や、他の航空機との間隔をモニターしてほしい時などには管制機関と無線交信し、新たに2次レーダーコードを指定してもらって発信し、R.Rコンタクト、つまりレーダーと無線で識別してもらう必要があり、これは有視界飛行の航空機と同列の手順ということになります。

 2次レーダーコードには4096通りのコードがあり、いくらでも空いているので緊急で飛行すrドクターヘリや防災ヘリ警察ヘリ度に
はあらかじめコードを決めておけば、レーダー管制官は無線連絡がなくてもあらかじめわかることになります。

 緊急事態の航空機、ハイジャックの航空機、無線故障の航空機の場合はあらかじめ決められたコードがあり、レーダーでこれを受信するとレーダールームで警報音が鳴るようになっていて即座にわかるようです。

 例えば警察ヘリなら0110,消防ヘリなら0111、ドクターヘリなら0113などと決めておけばよいと思うのですが、なぜか日本の航空管制当局はやらないようです。

 救急車がサイレンを鳴らして赤色灯をつけて走行することと同じだと思うのですが、緊急航空機が3分も使ってR.Rコンタクトをするのは相当な非合理だと思うのですが、だれも実現に動かないのが不思議です。

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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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