愛媛県大洲山林火災 消火のめどたたず、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/d59ee71a173674523b4fb555d31b1d4186d89e0c
1日の午後に発生した、愛媛県大洲市の山林火災の消火作業は陸自のCH472機のほか、四国の防災ヘリが3機投入されてお紺ったものの、2日には沈下に至らず3日も行うそうです。
写真は巨大な送電線の付近で消火作業を行う陸自のCH47ですが、この送電線が建設された当時、延線と言って、鉄塔にメッセンジャーロープを張る仕事に行ったことがあって、懐かしいところです。
この送電線は佐多岬の伊方原発で発でされた電気を四国の背骨の山脈を通って、阿南から直流の海底送電で和歌山県へ渡って、さらに高野山の付近を通り、大阪まで送電されている大規模な送電線で、和歌山県の部分を含めて何年にもわたって建設工事に参加させていただいた、思いで深い地域です。
山林火災の消火作業は防災ヘリや自衛隊ヘリが行う重要な作業で、民間のヘリはやらない、結構危険が伴うフライトで、現に兵庫県相生市では陸自のUH1が送電線パトロールで毎月のように飛んでいた複雑な分岐交差の場所で、送電線に衝突してあわや墜落寸前という事故を起こしています。
自衛隊は航空法適用除外で免除されているのですが、航空法に従って飛ぶ民間登録のヘリは、飛行場以外の場所での離着陸と、消火作業時などの低空飛行は事前申請の許可制で、安全確保をすることになっています。
事前申請と義務付けているのは、事前に現場を調査して申請し、許可を受けることが、危険性を確認することになり、これが建前なのですが、火災の発生はどこで起きるかわからないので、特に他府県の防災ヘリは申請許可を取る時間はないでしょう。
ドクターヘリなどが、人命救助の場合は事前申請許可なしで離着陸低空飛行ができることになっていますが、航空法の運用のいい加減な体制が、なし崩しに行われて、危険な飛行を黙認している可能性があります。
できもしない架空の規則で安全確保をしていると装って、いかにも合法らしくやっているようですが実は現場で飛ぶクルーを危険にさらして知らない顔を決め込んでいるので、ヘリコプターの運航は非常に危険を帯びています。
送電線付近の消火作業には十分な安全を維持して無事故で終わるように頑張ってほしいものです。
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