草刈り機が足に当たり死亡、、、、

https://news.infoseek.co.jp/article/cbc_708867/
7日午前、豊橋市で草刈り作業をしていた69歳の方に他の人が使っていた草刈り機が足に当たってけがをし、病院に搬送されたものの、3時間後に死亡したそうです。
原因は失血死だそうですが、このような症例はまさにドクターヘリ対応の症例で、自分も現役中に何回か経験したことがありました。
エンジン式の草刈り機やチェーンソー、そして電動式のノコギリが同じような事故がたびたび起きていて、使ったことがない方などはなぜだと思う方も多いでしょう。
実は昨日も私は日曜大工仕事をして電動ノコギリを使ったのですが、元はこれらの機械に共通する危険性をよく知りませんでしたが、過去にニュースで接して、ネットで検索するなどして、よく理解できたという経緯があります。
これらの機械は強力なエンジンやモーターで駆動し、よく切れて便利なのですが、キックバックという現象があって、突然支えきれなくなって高速回転する回転歯もろとも飛んできて、避ける間もなく当たった体を一挙に切り裂くということが起こります。
なぜ飛んでくるかというと、高速で回転する刃が、何かに一挙に強い拘束を受けたり、固いもの、石などに当たると反動で一挙に飛んでくるということになります。
電動ノコギリは回転する刃の延長方向へ飛ぶことが多く、使うときは必ず歯の延長上に体を置かないことが大原則だそうです。
草刈り機は斜面などで使用する場合も多く、バランスを崩して、歯が地面などに当たってキックバックし、あたりかまわず飛ぶので近くにいることは大変危険な行為です。
太ももの太い血管を切断したり、足首を切断すると大出血になり、失血する前に適切に止血し、点滴をし、、そして輸血をすることで生命の危険は回避できるようですから、ドクターヘリの大変有効な症例で、救命される可能性が少しでも高くなります。
私の前の会社での元部下のパイロットが屋久島で墜落し、足首がほぼ轢断する負傷をして救助に3時間もかかり、結果今回と同じような失血死した痛ましい事故がありました。
当時は確か鹿児島県にはドクターヘリの配備はなく、防災ヘリでの対応で処置が遅れて死亡に至った、悲しい事故でした。
時間勝負で助かる命は何としても救命してほしいものです。
今日の記事 よければ 「拍手」 クリックよろしくお願いします。
スポンサーサイト