羽田 雷雨で運休、、、

和歌山ドクターヘリ (358)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/d0f876ded29e9dbbb4d8c7edfdd67d4e72cd8c41

 8月に入って いきなり雷雨で羽田が12時ころか3時ころにかけてほとんどの便が運休したようです。

 例年なら普通は梅雨明け10日とか言って、梅雨明け後は一年中でも一番天候が安定して暑くなる時期なのですが、季節は早くも進み、沖縄では台風、本土では雷の季節になったようで、日一日と季節は人を待たず、どんどん進んでいくようです。

 雷雨、雷という天候現象はドクターヘリにとってもなかなか厄介な天候現象で、はげしい雷雲の真下では豪雨、強風とまるで嵐のような天候ですが、1キロも離れると快晴無風真夏というような天候で翻弄されることがあります。

 一番困るのは救急車に収容した患者さんに患者さんと落ち合う、ランデブーポイントが雷雨の真っただ中という状態で、雷や集中豪雨を縫って到着できれば良いのですが、ダメな場合は救急車のまま病院へ向かってもらう必要があり、その判断が遅れれば患者さんの容態に影響します。

 なんとか着陸できたとしても、患者さんのヘリへの収容の短い時間でもあっという間にずぶぬれになる時があり、消防隊の協力で雨をしのぐことがあります。

 行き帰りの飛行経路中に雷雲がある場合は回避して少し遠回りするぐらいでいければよいのですが、壁のような雷雲が行く手を遮ることもまれにはあります。

 一番困るのは、基地病院へ帰ってくる時間帯に強い雷雨に遭遇することで、比較的慣れた経路なので最終的には着陸を強行する場合が多いのですが、日没時間とかさなる場合などには危険が伴うことがありえます。

 最悪、基地病院へのフライトに確実性がない場合は、ドクター、ナースは処置モニターをしながら救急車で患者さんとともに移動していただくこともありました。

 それは、ドクターヘリの第一の任務はドクターナースを医療資材機材とともに、患者さんのもとへ届けるのが第一任務で、病院への搬送以上の重要性があるからです。

 このような天候と患者さんの状態を兼ね合わせた状況判断は相当難しい時があり、時間をおかずに決定する必要性に迫られる場合があります。

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bell214b1989

Author:bell214b1989
35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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