民間宇宙実験機 下地で墜落、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/058ec438bdd8f477127cd6ba010a07ebd2c6a6f4
ニュースによると28日午後、民間の宇宙実験機、無人機が下地空港を離陸直後に墜落したそうです。
宇宙へ飛ぶための実験機で重量が400キロ、エンジンはロケットではなく、ジェットエンジンだそうですから、まだまだ初歩的な実験機で通常の航空機としての低空低速の操縦性の確認程度で、無線操縦での離着陸ですからラジコンと変わらないレベルです。
とはいえ400キロもあるものなら、趣味のラジコンではなく、航空法で言う本格的な無人航空機なので、それなりの設計上の安全性の確保が証明されていないと、航空局の試験飛行の認可は取れないでしょう。
機体の垂直尾翼にはANAのロゴも入っていますので、普通に考えれば宇宙へ無人の小型機を飛ばすだけでも少なくとも数十億円程度以上は必要なので、本気ということのようです。
ホリエモンもロケットを飛ばして失敗していますし、プロ中のプロが旅客機の開発に1兆円もかけて失敗ほどですから実態はそう甘いものではなさそうです。
ところが他に目を向けると、ほとんど詳しく報道されることのないのですが、ウクライナ戦争で使用されていて、大きな戦力となっているドローン兵器には日本のソニーのカメラなど多くの技術が使用されているのではないかと思うのですが確認はされていないようです。
写真の実験機を見ての第一印象はこれでは宇宙は無理っぽいと素人判断ですが、趣味のラジコンジェット程度の性能もなかったようですから前途多難というしかないでしょう。
空飛ぶ車もそうなのですが、ただの元ヘリパイロットから見てまだまだだと思われるようでは、目的を達成できるかどうかは微妙なところでしょう。
そのような評価を覆す大成功をぜひともお願いしたいものです。
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ドクターヘリ補助金 増額を 議員連盟、、、

https://twitter.com/Noriko_Furuya/status/1673968458655207424
公明党が主導する超党派の国会議員で組織するドクターヘリ推進議員連盟がドクターヘリの補助基準額の見直しを鈴木財務大臣に申し入れたそうです。
国家的な、値上げ増税の政策のため、ヘリコプターの業者がさぞ赤字で困ってるだろうからという忖度なのか、業者が陳情したのかわかりませんが、LGDPや対中政策、ウクライナ政策などと同じように、このような場合にも見事な超党派の動きがあるようです。
25年をヘリコプターの耐用年数として導入された各県の防災ヘリは今更新のピークを迎えていて、どんどんより大型化し最新のヘリに置き換えられています。
25年前のころはヘリが全く売れない時期で、多くの県が導入したベル412は最低価格が4億5千万円以下などと噂されたのですが、今の更新時期では20億円近く、装備品を入れると25億円以上と公表されています。
ということになると、当時ドクターヘリとして導入されたヘリはほぼ4億円程度だったようですが、すぐに値が上がりだして今では軽く10億円は超えているでしょうから、県がヘリを買い入れて運航するように、民間運航業者がヘリを更新するには多額の購入費用が必要なので、面倒を見てやれということも理にかなっていると思うのは普通なのでしょう。
ところがどっこい、政府の借金は国民の謝金にあらず、国民の財産だったというだまし絵と同じで、裏があるのではと疑いの目で見ることも必要かもしれません。
ヘリを運航する上でほかに値上がりしているのは、燃料代だと言いそうですが25年の間には1バレル150ドルから30ドルくらいの変化が、最近は70ドルくらいで落ち着いているので、平均すると上がっているとは言えないかもしれません。
パイロットや整備士などを雇う人件費は30年鑑ほぼさがりっぱなしで、やっと水平飛行に戻った程度なので、倍額支払ってもよいほどですが、業者にそうしろと払ってもピンハネするだけでしょう。
ヘリコプターを県が5倍の値段で買えば何年使おうとも5倍の予算が必要ですが、運航業者が買い入れれば、法廷償却が5年なので、5年以上同じ契約金額で契約できれば、5年以降の償却金額は使えば使うほど丸儲けとなり、25年も使えば20年分丸まる儲けとなります。
ドクターヘリが始まった当時、10年も使った中古のヘリを導入した会社はどのような積算の契約したのかは不明ですが、償却金を延々ととっていたなら詐欺同然でしょう。
運航会社は高いヘリを導入するほど5年償却の後は丸儲けとなり、それを知っていて今回のような申し入れをする議員は詐欺師の手先といえるでしょう。
償却が終わったヘリを使うならその分は安くするのが当然で漫然と同じ金額で契約するなど税金の無駄遣いの典型例で、お前らは算数ができない小学生かと聞いてみたいものです。
実は焼却後も同じ金額が支払われ、その分余った金額で、一番困難とされる、ドクターヘリに十分な技量をもったパイロットの育成に使うならドクターヘリ事業の維持発展に役に立つのですが、そのような動きはほとんどないようです。
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佐賀県防災ヘリ 故障で運休、、、

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1061081
佐賀県の防災ヘリ BK117D3 が故障して運休しているようです。
故障は動力系統の電子機器の表示の異常だということで、19日に発見し、部品を発注したものの、メーカーの川崎重工にはなく、エアバス本社から取りよせるということで、29日に予定していた訓練を中止して、延期するかを決めるそうです。
その発表を26日に決めて公表したそうですから、その間に出動要請があると飛べないことはわかっていたはずで少し県民に対して不誠実とも取れます。
つまり、故障で飛べないなら隣の県などと応援協定があるので、本番の防災出動は他の県のヘリで対応するので、特に問題はないということなのでしょうが、その協定には訓練を応援する取り決めはないようです。
確か6県で応援協定を結んでいるので、お互いにすべてを協力することにしていれば急な故障でも問題はなさそうですが、訓練は応援しなようになっているようです。
ヘリは川崎BK117D3で最新鋭の国産交換ヘリなので、故障した部品の予備がないということはありえないし、もしなければ現在製造中の新造機から、急遽外して対応すれば問題なのですが、なぜかできないようです。
それは国産機とはいいながら、ほとんどの部品はほぼエアバス社本国で作っていて、ギアボックスなどごく一部しか川崎では作っていなくて、売れた機体分のほとんどの部品類は本国製でそれを組み立てるようになっているからでしょう。
国産機なので故障してもすぐに対応してもらえると期待して買ったら、川崎にも部品がなく、本国でもすぐに手に入らない、ほとんど売れていないレアーものだったということになります。
あるいは故障した部分に欠陥があって、交換部品の製造が間に合わないということも考えられるでしょう。
ベストセラー機なら、予備部品は豊富にある上、万一なくても、製造中や運航中のヘリが多くあると、定期的な整備中のヘリや製造中のヘリから、外してきて、一時取り付けるという手が使えます。
国産のヘリなどと言う売り込みは信用できないことになりかねないので、あまり数が出ていないヘリは要注意です。
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旅客機のエンジンに吸い込まれて死亡、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1c2091678a2d3094b2ecac58911db48d310076c
アメリカのテキサス州の空港で夜間、地上作業員が旅客機のエンジンに吸い込まれて死亡する事故があったようです。
先日の記事で、ヘリコプターの事故のうち30%くらいは地上で起きると書きましたが、ヘリでなくても一般の飛行機でも結構地上で事故が起き、多くの方が死傷しています。
ジェットエンジンに人間が吸い込まれる事故は結構起きていて、狭い空母の上で夜間起きることが多かったようですが、写真の国産初のジェット機 T1 のエンジンのインテークは高さがちょうど人間が吸い込まれやすい高さにあって、一時期はエンジンスタートから離陸寸前の滑走路まで金網のマスクを着けていたことがあったほどです。
プロペラに首を切られたとか、トーイング車に引かれたとか、夜間の空港は危険に満ちていることは今も変わらないようです。
ヘリの場合も大変に危険が潜在していて、私の現役中には整備士がローターに頭が当たって亡くなったことがあります。
さらに多いのが党則回転で全く見えないテールローターに当たった例は数多くあり、アメリカではドクターヘリのフライトドクターが腕をちょん切られて義手を着けて復帰した例まであって、テールローターのないヘリが一時期ずいぶんともてはやされたものです。
20年以上のドクターヘリの歴史で、関係者が地上で死傷した例はあまり聞かないのですが、これはドクターヘリに称されているヘリのエンジンが進化し、ローターが回り出して離陸まで3分、着陸後の止めるときは2分程度まで短縮され、患者さんはじめ関係者の乗降はエンジンを止めることになっていることが大きな理由でしょう。
航空機はエンジンに異物を吸い込むと重大な故障になるほか、ヘリはローターなどに鳥など以外にも異物がぶつかると墜落する恐れすらあり、離着陸場の整理整頓清掃が必要なので、関係者のご協力で無事故が維持されているようです。
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京都消防ヘリ、府下への出動で負担増要望、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/0f9e78a129f29461b8d1e264db4951fb72d180d2
京都市と京都府は親子か兄弟のようなものなので財布は一つのようなもので中が良いのかと思っていましたがそうでもないようです。
京都市は政令指定都市で消防ヘリを所有できる法制度なので1972年の古い時代から消防ヘリを所有して、消火活動な度に使用していたのですが、その後都道府県に防災ヘリが導入する制度ができて、ほぼ全部の県に配置され最近では25年の耐用年数が過ぎて新車に更新するところが次々出ています。
政令都市に消防ヘリが導入されたのは、高層ビルが増えてはしご車が届かない高さをヘリで救助しようという目論見だったようですが、京都はビルの高さ制限でほとんどはしご車が届くのですが、金閣寺が燃えたりした関係で文化財の保護という観点があったかもしれません。
消防ヘリが導入されて梯子車が届かなくて、釣り上げて救助した例はなく、唯一高知県防災ヘリが、高くない建物火災で釣り上げて救助した一例だけであったと思います。
ではなにに使用するのかというと、都市火災で多数の消防車が狭い地域で活動するときに、指令指示を出すために空からの映像を司令本部で見るための中継をするのが主な利用方法だそうです。
それではあまりに暇なので、災害救助や患者搬送などにも使用することが普通になって、防災ヘリを導入しない京都府に代わって府下の事案にも対応することとなっていたようで、夜間に急患を舞鶴方面など日本海側からも搬送するために、クルーが毎日待機しているようです。
ということで京都消防では総務省から2機目のヘリも配置されて、年間4億円も維持費を使っているそうですが、京都府はたった4%の1500万円しか負担していないらしく、もう少し払ってくれというのが京都市の要望だそうです。
京都府は同じように独自のドクターヘリは持たず、関西広域連合は以下の大阪府と滋賀県のドクターヘリに対応をおんぶにだっこしているようですがこの負担金については明確にはなっていないようです。
京都府は他府県が行うようなヘリコプターによる住民サービスにはあまり力を入れていないようなのですが、財政が苦しいのかやる気がないのかよくわかりませんが、そういえば全国的にも珍しく、空港がないようです。
空港の空白地域は豊岡空港から金沢小松空港まで定期便の飛ぶ空港はないのですが、今となっては空港建設は未来永劫なさそうです。
消防ヘリは防災ヘリと同様に、災害時の救助活動や山林火災、急患搬送など府内全域で活動するので、2機目の半分つまり、1億円程度は負担することが最低限の常識的な目安だと思いますが、やはり仲がよくないということなのでしょう。
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ロシア 崩壊か? 内戦始まったか?

https://news.yahoo.co.jp/articles/426eb894cbf76d0ee0bd88fced8aa0953560f986
ウクライナと戦っていたロシアの民間軍事会社 ワグネルの部隊がモスクワへ向け進軍を始め、すでにロシア軍と戦火を交えたというニュースまで入っていますので、ついにロシアは崩壊の危機のようです。
東ヨーロッパが民主化されてすでに50年以上過ぎていますので、共産主義国家の民主化の道のりは思いのほか険しかったのは、ロシアや中共はすでに多く前から共産主義国家ではなく、共産主義に名を借りたただの独裁国家であるということでしょう。
さて戦争というものは始めるのは比較的簡単ですが終わらせるのがむつかしいようで、多くの犠牲が出る可能性がありますができるだけ犠牲を少ない終わり方をしてほしいものですが、、、
日本はすでにウクライナへ1兆円もの支援をおこなっているようですが、岸田総理は戦後処理にどのような腹案を持っているか大いに期待したいところですが。ほぼそれを望むことは無理でしょう。
日本が求める戦後処理は当然ながら、2次大戦の終了間際に不法に占領された北方領土を無条件で変換させることですが、風を見ることも全く下手で一歩たりとも自主的に動かない、飾りの風見鶏では期待するほうが無理でしょうか、、、
ウクライナの戦後復興にさらに数兆円以上の負担を国際社会から求められて、何の見返りも言い出せないまま出してしまいそうです。
いよいよロシア崩壊に王手がかかり、残るは中共となりますので、ここで日本が国際社会から評価される働きをしないと次の危機にはまともに攻撃されて廃墟にされる恐れがあります。
次の中共の崩壊はロシア崩壊後10年以内には来ると想像しますので、生きているうち見ることができるかもしれません。
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今年の夏至は6月21日でしたが、、、、

交通事故や命に係わる重病はいつ起きるかわからないので、救急医療は24時間体制で、医療関係者は昼夜の別なく業務に従事しています。
ドクターヘリを先進的に導入した救急病院ではどの病院でもドクターヘリの24時間運航を目指していたようですが、最近ではほとんど夜間運航をするというような話はないようです。
夜間運航するにはパイロットに相当な訓練をする必要があるほか、離着する場所には必要な夜間照明が必要で、数百か所もあるランデブーポイントに夜間照明施設を設置するのはほぼ不可能なことと、それが十分に設置できないで、着陸場所が数少なければドクターヘリの有効性がないということで、行き詰っているようです。
軍用の暗視ゴーグルの効果は相当高いようですが、2名パイロットが必要なので、パイロットの足りないドクターヘリには普及は見込めないという事情もありそうです。
夜間は日没時間から日の出時間なので、逆に昼間は日の出から日没までということになって一年中では夏至の時期が一番長く、ほぼ15時間近くあり、朝は4時半から夕方は19時半までは昼間ということで、ドクターヘリは飛ぶことが可能なのですが、運行時間を延長しようという動きがないのが不思議なほどです。
写真はヘリで農薬を散布する様子ですが、このフライトは大気が一番安定している日の出時間から初めて、子供が通学する8時ころまでには終わるように行っていました。
4時半には離陸するので枚にt3時過ぎには起きだして、真っ暗な中で飛行準備をし、明るくなると飛び出したものです。
もちろん早朝や日没時間は昼間なので、新たな夜間照明など設置することなくドクターヘリは飛べるのですが、あれほど夜間飛行に熱心だった救急病院も運行時間の延長を言うところがないのが不思議なくらいです。
早朝や夕方は結構交通事故や急病が多いのでそれなりには需要がありそうなのですが、ドクターカーで対応する病院のあるので、救急医療要員はすでに24時間体制になっているのでヘリだけが対応していないようです。
厚労省や県なども時間延長に関してほとんど何も言っていないようですが、すでにあるヘリを有効に使用することは重要なことなので、検討程度はしてほしいものです。
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岡南飛行場で訓練ヘリ インシデント(2)

https://www.bing.com/videos/search?q=%e5%b2%a1%e5%8d%97%e9%a3%9b%e8%a1%8c%e5%a0%b4&docid=20690561338912&mid=17C8DC3261998180D05617C8DC3261998180D056&view=detail&FORM=VIRE
小型機が着陸しようとしていた滑走路にヘリが進入して、重大インシデントとして航空事故調査が始まった件で昨日に引き続いて記事とします。
確か3か月ほど前に隣の岡山空港で滑走路に着陸して駐機場に移動して着陸しようとしたNHKの取材用ヘリがハードランディング、実質的には墜落ですが事故があったことを覚えている方もおられるでしょう。
パイロットが誰であったかは確かではないのですが、NHKの取材ヘリに乗る程度なら多分5000時間程度の飛行経験があったとしてもまあまあのベテランですが、風が少し強かったとは言え墜落するとはそんなにお粗末なパイロットだったのかということがふと疑問に思うでしょう。
実はヘリがホバリング状態やホバリングで移動する場合は、ただトロトロ転がすだけの車輪が着いた飛行機と違って、結構危険でしかも相当な操縦技術が必要で、操縦かんやピッチレバー、ラダーペダルから一瞬でも手足を離せないだけでなく、常に修正操作を正しく行わないとNHKヘリと同じように墜落します。
5000時間も飛んでいるようなベテランパイロットが墜落させるほど結構むつかしい場面もあるような状態で、生まれて初めて単独で飛ぶヒヨコが一瞬のすきもなく手足をフルに使って操縦しながらホバリング状態で滑走路へ向かっていて、管制塔からの情報を聞き逃すことなど普通に起こるでしょう。
その点車輪を転がす飛行機や、ヘリでも車輪タイプの型式なら、操縦は車で走るのと同じ操作で事足り、管制塔からの通信にも十分に聞き耳を立てる余裕はありますが、そのような事情を理解している管制官はほぼいないようです。
いわく、なぜ管制の指示を聞いていないのか、となじられることは普通ですが、管制官たちとの交流や会議のたびに、ホバリング中に周波数を変えることなど危険この上ない自殺行為で、何とか地上管制から飛行場管制への切り替えのタイミングを規定に反して安全な時にやらせてくれとよく言ったものです。
某神戸空港のバカの管制官がホバリングから離陸をスムーズに安全確実にしようとしていたところ、離陸を止められ、10キロ先の通過機の情報を延々としゃべりだし、急停止してひっくり返りそうになったことがありました。 そんなどうでもよい情報は離陸して安定してから通報しろよと言いたくもなります。
ヘリが地上滑走から離陸への移行の時にふいに止められたり、予想しない指示があると大変不安定になるのですが、指示を出す管制官は飛行機がブレーキを踏むのと同じだと思っているようです。
ヘリが横転したり、何かにぶつけたり事故を起こすのは30%はホバリング中なので、広い飛行場から離着陸する場合に延々とホバリングタクシーすることは非効率なだけではなく場合によっては大変危険だということを管制官は肝に銘ずるべきでしょう。
そういえば先日、中部国際空港でもベテランが難癖をつけられていたようです。
管制官はヘリがホバリングで地上滑走しているとき、パイロットは一番忙しく危険性もあり余裕がないので、スムーズに早く離陸したいと思っていることを忘れないようにするべきでしょう。
まして初めての単独飛行なら押して知るべしでしょう。
そもそも 初の単独飛行の訓練生のヘリなら、着陸機があって滑走路の手前で止める予想があるなら、地上滑走を待たせる程度の配慮はしてやるべきでしょう。
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岡山 岡南空港で訓練ヘリインシデント

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5b5e5954a9d8923b16fd3b2460705c57e7117c1
岡山、岡南飛行場で訓練中の小型機が着陸態勢に入ったのに、同じく訓練中のヘリが滑走路に入ったため、小型機が着陸復行し危険があったとして重大インシデントとされ、事故調査委員会の調査が入ったそうです。
大阪弁で言えば毎度おなじみのトラブルで事故調査したところでなんの目新しい教訓も得られないでしょう。
この飛行場は古い時代は岡山空港としてYS11の定期便が飛んでいたところですが、高度成長時代に入るころジェット化で岡山市から10キロくらいのところに新空港ができ、閉鎖の危機になったのですが、主に小型機などが訓練などに使用するために残ったところで、県営飛行場として年間2億円の赤字だそうです。
瀬戸内海を挟んで高松は新空港ができると同時に旧の空港は閉鎖されて、住宅地などになっています。
広島は新空港があまりに遠いので旧空港が長年残されて、東京便を飛ばせとか要望があったり、松山、大分などへ小型旅客機が飛んでいましたが採算が取れず、ついに数年前、閉鎖して、ヘリポートとして残ったようで、今回のサミットでは米大統領の専用ヘリが着陸したようです。
格下げになって残った飛行場やヘリポートは国土交通省の管制官のOBなどが管制指示ではなく、管制アドバイスを行う運用を行っていて、通常の空港で管制官が行う離着陸指示ではなく、離着陸の情報として、滑走路は空いているよとか、着陸機が来るよとか情報アドバイスを通知するようになっています。
つまり普通の空港では5キロも10キロも離れた着陸機が進入してきても離陸するなと言われたら待つとこが義務付けられますが、管制アドバイスなら急いでいるから先に離陸しますも可能です。
今回のトラブルはそのようなものではなく、離陸を止められたヘリの訓練生はどうも初めての単独飛行だったらしく、そうするとほぼ20時間くらいしか飛行経験はなさそうですので、ほとんど目と耳の両方が不自由なメクラとツンボが飛んでいるようなもので、このような空港で管制するまともな管制官なら、おんぶにだっこで面倒を見るのが当たり前で、指示に反して滑走路に入るななどと仰々しく事故調査員会を呼んだりしないでしょう。
メクラでツンボが飛んでいるようなものだという表現はパイロットの訓練を受けたものなら身に染みて理解できると思いますが、無線通信をやるだけでも、送受信のタイミングやどちらから呼びかけたとかで何を言っているかわからないことなど普通にあり、聞き直せばよいではないかなどと正論を吐くのはホバリングしながら通信した経験がない、あるいは訓練を始めたころのことをすべて忘れている自称ベテランでしょう。
着陸しようとしていて、滑走路にヘリが入ってきたらゴーアラウンドするもよし、ゆっくり止まれるなら止まればよし、接近しすぎて止まれないほどならどんな馬鹿なヘリパイロットでも飛行機が飛んでこないかくらいは見て滑走路に入ることでしょう。
滑走路にぶつかるようなヘリがいるなら、まともなパイロットなら俺の滑走路だなどとエゴむき出しにしないで避けるのが普通でしょう。
この手のインシデントの場合、ほとんどは差し迫った危険性がないのに、規則を盾に管制官が俺の指示を聞き逃しやがってとヘボパイロットをとっちめる場合が多く、管制官監督官庁、ヘリ ゴミ業者の感覚が抜けないようです。
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空飛ぶ車 新しい機種 スズキで製造、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/28516c43143e8310365f00db98beb982262986cf
25年の舞洲万博での実用化を目指しているスカイドライブ社の新しい空飛ぶ車が公表され、スズキが製造することが決まったようです。
発表によるとパイロット1名乗客2名の3人乗りで、プロペラが12基で総重量1400キロ 100キロで10分飛べるそうです。
万博会場で人を運ぶにはぎりぎりの大きさ性能ですが、まだ飛んでいないので何とも言えなのですが、プロペラが12基もついていると故障で1基や2基止まっても即墜落することはなさそうです。
多分プリウスのバッテリーを多数積んで動力としていると思われますが、トヨタはバカげた計画には乗らなかったのでスズキに頼んだということでしょうか。
普通、航空機は車の3倍程度の馬力が必要なのでハイブリッド車のバッテリーを使っている限りは理論的には難しく、航続時間距離は実用化のレベルには程遠いと思いますので、飛行時間が10分程度にしかならないのでしょう。
この会社が新しい航空機空飛ぶ車を開発して実用化を目指すということは大いに評価できることなのですが、航空機は安全第一でないと社会に受け入れられない大原則があり、この開発の何がいけないかというと、25年の万博で実用化という期限が切られていることなのです。
この期限を切った張本人は維新の大阪府知事で、弁護士という常識的な頭を持っているにしては科学を理解できない一種の精神病者であるようです。
安全確実に新しい技術を実用化する場合、一番いけないことは危険性を無視して期限を守らせようとすることです。
安全性の高いものが実用化することを期待はしていますが、どうなることでしょう。