陸自UH60 墜落 続報、、、



 https://news.yahoo.co.jp/articles/c131d85d919c4283e52b12fcbdbc696857214f24

 陸自のUH60 墜落のニュースがいろいろと流れていますが、残念なことに乗員の方の発見には至っていないようです。

 その後の報道された情報について、今日のブログで整理しておきたいと思います。

 救命用の緊急無線緊急無線について、異常があった時に自動的に発信されるものなのに電波が出ていないのは、陰謀や撃墜の可能性があるとの報道があったように思いますが、それは無知というによる誤解ということでしょう。

 もし規定された以上のG-ショックや海水に触れると自動的にスイッチが入ったり、パイロットがスイッチを入れたりしても、電波は水中を飛ばないのでどこからも受信できません。

 陸上に不時着して、ヘリが大きく壊れて配線が切れてアンテナ線や電源が切断されても、生きていたら、横についている携帯用のアンテナと内部電池で、電波が出せ、人工衛星で機体番号などを受信し、助けに来てもらえるように情報を送信できるようになっています。

 大昔は無指向性の電波しか発信できなかったので、専用の方向探知機を積んだ救難捜索機がホーミングして飛んでくるようになっていましたし、緊急無線機は戦闘機パイロットの射出座席に入っていてGで発信するようになっていました。


 今回はレーダーサイトがウオッチしていて、レーダーから消えたことを確認していますので、録画していたレーダー情報から時間と正確な緯度経度が記録されているので、1キロ以内程度の墜落場所の特定はできていて、情報共有されているので、どこに落ちたかわからないとか、緊急無線が出ていないことが救難活動に支障がある事はないでしょう。

 先日の記事で私がヘリは相当な急角度で海に突っ込んだという推理をしましたが、発見された増槽燃料タンクがちょうど真ん中あたりでちぎれて海上に浮いているところを回収されていることでもうなずけます。

 増槽内に燃料が入った状態で垂直近い角度で海に突っ込むと、増槽タンク内を自由に動く燃料が衝突のショックでタンク内の前方に集中してGがかかり、ちぎれて半分になって、中の燃料が海に流れてタンクのちぎれた部分は海に漂うことになります。

 機体の外板の壊れて外れて部分で軽いものは海に浮いている可能性はありますが、まっすぐに突っ込むといきなり海底まで沈んだ可能性が高いでしょう。

 通常の不時着のように薄い角度で海面に激突すると、スッキプジャンプし、もう一度接水すると、かなりの時間浮いている可能性があり、助かる可能性があるのですが残骸があまりに少ないので垂直に近い角度で突っ込んだように思います。

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35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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