ドバイの高層ホテルのヘリパッド 小型機着陸、、、

https://www.cnn.co.jp/travel/35201470.html
中東ドバイの超有名ホテルのヘリパッドにレッドブルの宣伝の小型機が着陸したと動画ニュースがCNNで取り上げていました。
2,30メートルしかない狭いヘリパッドに小型機とは言え固定翼機が着陸して話題つくりをするとは日本ではありえない出来事です。
ただこの小型機は着陸距離の短さを競う固定翼機でネット動画で見ると、着陸滑走距離が5メートルどころかほとんどゼロ、つまり接地とほぼ同時に止まるような性能で、タイヤが1回転 1メートル程度で止まるようです。
エアーレースのスポンサーにもなっているレッドブルの宣伝用の企画のようで、日本ではとても許可にならない内容です。
技術的にはそれほど困難でもなく、ただ失敗したら命が危ないという内容なので、一種のサーカスのようなものです。
パイロットはエアバスA320のパイロットでエアーレースでも優勝経験もあるそうですから、プロということになり、少々危険なサーカスを引き受けたということのようです。
このホテルのヘリパッドは高さが200メートル程度ですが、着陸に際して何がむつかしいかというと、本人も言っていますが、目標物のが限られて速度や高度、接近感覚がつかみにくいということで、これはヘリで着陸する場合も同じで、初心者は相当難しいということになります。
屋上ヘリポートの場合、ヘリでもドクターヘリの好きな騒音軽減の深い角度で侵入すると、地上の見え方で行う、高度判定と速度判定が対象の地面が遠いために精密な進入がむつかしくて、高くなったり、早くなった場合に大変危険に陥る危険性があります。
慎重にとゆっくり近づくと今度は逆に速度が遅くなりすぎた場合、いきなり落とされてビルの窓とお見合いするか、下手をするとビルの中へこんにちわということになります。
ビルが高いほどむつかしいので、今回の場合は200メートル強で速度や接近率は速度計でしか判定できませんが、この飛行機もヘリと同じで着陸前の速度は表示されず、難しい体感で決めるしかなさそうです。
進入角度は一番わかりやすい、接地面と水平にするとわかりやすいので50メートル手前ほどから水平にすると比較的正確に入れます。
このビルは200ほどメートルですが、日本国内では六本木ヒルズが多分、最高高度で230メートルほどで、某電話会社の社長さんのゴルフで送迎をした経験があり、日本のヘリパイロットでも着陸したものはそう多くないでしょう。
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