宮崎県防災ヘリ 機体更新に37億円、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/55d7e00096d96fd0fd3ea30877d2f043695ece7a
ニュースによると宮崎県防災ヘリが機体を更新し、2年後から運行するため機体購入費用など37億円を予算計上することが決まったそうです。
10日ほど前は大分県の防災へりが、ほとんど理由もないまま、6年しか使っていない機体をより大型の機種に変えるという話を取り上げたばかりです。
約30年前、日本に防災ヘリを導入することが決まった当時は、耐用年数をほぼ25年の飛行時間が年間300時間と想定して6000時間で更新すると言う、自衛隊の航空機と同じ期間と決めたように思います。
そして初期に導入した県はその取り決めに従って25年程度で更新しはじめたようですが最近になってその基準はなし崩しとなってきたようです。
30年ほど前にはバブル崩壊当時で世界的にヘリが全く売れず、過当競争になってダンピング合戦となり、ベル412が今のほぼ3分の一から4分の一の4億5000万円まで下がり、いったん売買契約を決めた後、予備部品類や追加装備の契約で何とか帳尻を合わせたのではないかと、業界ではささやかれていました。
37億円ならほぼ、現在よりやや大型機のAW139に決定なのでしょうけれども、それでも機体価格は大幅な円安を見ても20億円程度でしょうから、予備エンジンやパイロット整備士の渡航訓練費用、追加オプション装備の消火バケット、テレビ中継装置、などなど、余裕で買えるでしょう。
いずれにしてもヘリコプターの機種を変えることになれば、今使用しているものはすべて使えなくなってしまいますので、大変なお買い物となります。
30億を超える公的なお買い物は工事でもサービスでも物品でもすべて入札となるのですが、ヘリコプターのように大変特殊なものは金額が決まった段階で落札業者は決まっているので、ある意味談合と言えなくもないのですが、あまりに特殊なのでどうしようもないようです。
AW139 は中身はアメリカベル社のイタリア製で、その他の競合機種は現在飛んでいる、アメリカシコルスキーとフランスエアバスのAW155などもあり、すべては大きさを決めてしまえば対抗馬はないという言うような状況のようです。
富士重のアメリカ412は自衛隊100機の予約があるので、遠慮するということになっているのでしょうか、それにしても30年前、県当たり10億円で導入した防災ヘリは3倍以上の超インフレなのですが、国民の給与が全く上がらないどころが下がった30年で、国家税金がいかに裕福になっているのか不思議です。
そういえば、まったく増税しないで、コロナに70兆円とか90兆円とか一年の国家予算程度も使ったそうですが、防衛費5兆円増加に増税すると一体国家の財布はどうなっているのかさっぱりわかりません。
今日の記事 良ければ 「拍手」 クリックよろしくお願いします。
スポンサーサイト