無人航空機との衝突防止、、、、

12月5日からドローンの目視外や人家上空の飛行の規制が緩和されたり、万博で空飛ぶ車が飛ぶようになり、今後、現実に多数が飛ぶようになると、人が乗っている航空機とのニアミスや衝突の防止や優先順位などが問題になるような気がします。
今日の写真は我が家を規制前に1万円のドローンで撮ったものなのですが、我が家は八尾空港の管制圏9キロ以内の8,8キロ付近にあって現在では高度ゼロから規制されているはずで、申請許可を得ないと今は飛べないと思います。
管制圏の外は事前申請がいるのかどうかはよく知りませんが、いわゆる人が乗る航空機は最低安全高度の規制があって、密集地、広い水面など、それ以外と3通りの規制があってその制限空域内をドローンが飛ぶ場合には通常衝突の危険性はないと言えます。
ドローンが一般航空機の最低安全高度以上の空域に入ってくると衝突の危険性が発生する可能性があるのですが、入ってきてははいけないという規制はなさそうですので、衝突する可能性はあり、では衝突を避ける見張りの義務や優先権の規定が決まっていないようですが、有人機が一方的に避けるしかなさそうです。
通常はドローンが有人機と競合するような高い高度は飛ばないように思いますが、有人機のうちでも救助特例の航空機は最低安全高度以下の飛行は常時認められているほか、任意の場所への離着陸が認められていて、離着陸時は普通忙しくて見張りが十分にできないので、衝突の可能性が高まります。
無人機は見張りや衝突回避の操作ができないことは十分に考えられますので、一方的に有人機が回避するしかなく、救助活動の安全性には一方的に大変不利となりそうです。
このあたりの法的な整合性が確立していないように見受けるのですが、万一衝突墜落事故が発生すると無人機の飛行が問題であったと判断されると思いますが、有人機側で避けるしかないと結論付けられるでしょう。
海保の無人偵察機が現実に有人機と同じように飛行場を使って離着陸し、有人機と同じような空域を飛行し、大きさ重量も有人機同等で、地上で操縦するオペレーターには免許がなく、見張りがどのレベルで衝突回避操作の義務や優先順位の規定もなさそうですから、事故やインシデントが起きる前に早急にルールを確立するべきでしょう。
今後、ドローン、無人機は爆発的に増えるでしょう。
今の航空行政にそのような取り組みを十分にできる能力があるのでしょうか、、、いつものごとく、得意のパッチあてと、架空の議論で乗りきるつもりなのでしょうか。
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