福井のヘリ運航とイソジン空飛ぶ自動車はどちらがアホか?

マイピクチャー 826

  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221209/k10013915941000.html

福井空港から東京や大阪へヘリコプターの定期便を飛ばすという夢のような新規事業にマスコミや県がもてあそばれたようです。

  コロナや防衛予算倍増と増税問題と同じで、国家や社会の劣化が著しいようで、一般的な常識に欠ける人間のグループが国家社会で上級国民として活動するとこのようなことが起きるということのようです。

 万博、空飛ぶ車も全く似たような現象で、ちっよと知識と常識があればすぐに結論は出るのですが、本当に信じているのかバカなのそれとも県民国民をだまそうとしていたのかいずれなのでしょうか。

 まさかNHKも県知事県庁役人も信じてだまされていたのか、だまされたふりをしていたのか真相を知りたいものですが、まさかだまされていたのどと白状しないと期待したいところです。

 だまされていたのなら正真正銘のアホとなりますし、疑いながらも一抹の可能性に掛けていたということなのでしょうかいずれにしても不誠実ということになります。

 万博の空飛ぶ自動車の件もイソジン知事が当事者でなく、専門の技術者に聞けば一言、無理ですで終わったはずですが、なぜこのようなバカげたことが進行してしまうのでしょう。

 ヘリが福井から東京大阪へ飛べるということと、安全確実、ほどほどの採算制で継続的に飛べるかどうかということは全く次元の違う話で、空飛ぶ自動車が万博会場付近で飛べるかということと、安全確実採算性継続性を維持できるかということは次元が違う話です。

 写真の上五島空港は強風の厳しい条件のもと9人乗りの小型機の定期便が長く飛んでいましたが、採算性の問題で止めてしまったようです。

 松下電器の半導体部門が京都と富山の工場の間を毎日ヘリで往復する必要があって定期便を飛ばす計画を立て、10人乗り程度のヘリで当時のTDA,に運航を依頼しましたが、安全性に問題があると断られてしまいました。

 仕方なく松下は他のヘリ会社を探し、当時日本一の規模の私の会社が運航を受託し、大ベテランの先輩が担当し、確か2年ほど無事故で飛んだ実績があります。

 未知なアホが受注したとぼやきながらも、無事故で飛んだことは大した実績ですが、毎日飛ぶということは大変なリスクで、天候が悪ければ飛ばなければよいというほど簡単なことではありません。

 ドクターヘリの運行安全のリスクが結構高いのは、毎日、しかもいつ飛ぶか知れないという状態が永遠に続くということなのです。

 日本は上級国民の劣化が激しいようです。

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bell214b1989

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35年間のヘリパイロット生活 
最終5年間はドクターヘリでした。

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