バッテリー爆発、大丈夫???

https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/017ef98081562a6965413f947c69994239eb0cbe/?mode=top
電動車で世界一の金持ちになり、ツイッターを乗っ取ったイーロンマスクが総重量35トン以上のトラックを製造しペプシに一号車を納車したそうです。
空も陸も海も電動化の波にのまれて、逆らえないようなムードなのですが、ネットでは中国で電気自動車が大爆発して隣の車まで巻き込んだそうですが、そのニュースはすぐに消されたようで、どこを探しても見つかりません。
考えてみれば、荷台はじめスペースに余裕のあるトラックはいくらでも大きなバッテリーが積めるので設計上大変に有利で、航続距離が800キロとは驚きですが、考えたら荷台の半分の10トンのバッテリを積んで、荷物を10トンにすることも自由自在ですから、人が乗るスペースの小さい乗用車に比較したら大変有利です。
しかもバッテリーをトレーラーがけん引するようなカセット式にしたら、充電の問題は一挙に解決で、路線を走るトラックなら何の問題もなさそうです。
大きな電力エネルギーを貯め、一挙に放出する高性能バッテリーは爆弾と同じで、セルの不均衡で、熱暴走し、火災が起きたり場合によっては大爆発する危険性があります。
多分すでに10年近い前ですが、このブログでも何回か取り上げてた、ボーイング787という最新鋭の旅客機がデビューしたとき、エンジンスタートに使う大電力を発生させる、ヘリコプターのエンジンを使った発電機を始動させるバッテリーが離陸直後に爆発し、長い期間同型機が飛べなくなったことがありました。
ヘリコプターに使用されているものと同型のエンジンを始動させるバッテリーは、始動に大電力を供給し、バッテリー容量のほぼ3分の一から2分の一ものエネルギーを使い、離陸すると今度は飛行用のエンジンの発電機から一挙に充電するために、大きな負荷がかかって、爆発したとのことでした。
電気自動車でも相当な電力を供給し、充電は急速充電でバッテリーに大きな負荷が毎回かかるので、各セルのへたり方が均一でなくなって、性能低下したセルから熱が発生して、バッテリーー全体に広がり、火災が起き、最悪爆発することがよくありました。
走行用や飛行用のバッテリーはエンジン始動用のバッテリーの数百倍以上の規模ですから、火災爆発の危険性から逃れることはできないようです。
トラックの場合はトレーラー方式で隔離してけん引すれば安全性には問題はなさそうですが、電動乗用車、空飛ぶ車は胴体の中にバッテリーを装備せざるを得ないので、火災爆発は致命傷となります。
ヘリの場合、バッテリーの過熱警報等の点灯は最大の緊急事態に指定されています、アメリカでは墜落死亡事故も起きているようです。
空飛ぶ自動車がこのリスクを克服できるかどうかが大きな課題となるでしょう。
今日の記事 よければ 「拍手」 クリック よろしくお願いします。
スポンサーサイト