豪雪はお金、、、

電力会社が運営する巨大なダムは雨水を大量にためて、その水を落として得られるエネルギーを電気に変えて都会へ送っていました。
雨水は台風などで大量に降るとダムですべてを受け止めて発電したいところですが、一挙に流れるためにダムを溢れる分は流すしかないのですが、雪国にあるダムは山に積もった雪が降った瞬間から土に接している部分から徐々に解けるため、極論すればほぼ春の暖かさですべてが解けるまで調整しながら発電を続けることができ、無駄に放水する部分が少ない効率的な発電ができるようです。
ところが豪雪地帯の発電所やダムの管理には、車や徒歩で点検に回ることが不可能なので、ヘリの出番になって、冬の雪の降り始めから春に雪が消えるまで、定期的に飛ぶ仕事があって、ずいぶんと深い雪の積雪地上空を飛び回る仕事がありました。
豪雪地域では積雪10メートルを超えることなど普通で、20メートル30メートル積もっていたようですが、分水嶺内の積雪1センチ当たりの発電金額が何千万、何億円であったのはないかと思うのですが、雪はイコールお金という感じです。
豪雪地帯の深い山間部から流れる川に、何段階にもダムを作っていますので、下流に行くまで何回も無駄なく発電することも効率よく発電しているようです。
このような降雪対応のダム発電も真夏から秋にかけての台風通過一回で、何十億円の水量が一気にたまり、電気に変えることもできていたようですが、高度成長で使用する電気の量がふえると、原発1機、巨大火力1機でその数倍の電気をいとも簡単に発電できるようになって、水力の存在価値は大きく落ちてしまって、自然破壊のみが注目されてしまったようです。
私がこの豪雪の大自然を小型のヘリで飛び回って、電力会社の作業員の方をダム発電所へ送迎し、送電線の点検で飛び回ったのは1980年の前後10年くらいの時期で、25歳から35歳のころでした。
小型の非力なヘリで大自然の中を飛び回る貴重な体験が得ることができて、ヘリパイロットとしtずいぶんと成長した時期でもありました。
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ますます快調、ホンダジェット ドクタージェットにいかが、、、

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221018-OYT1T50320/
20014年ころから顧客に納入し始めたホンダジョットは開発中止したMRJをしり目に快進撃を続けているようです。
すでに何回も改良を重ねてエリート2という機種で緊急時の自動着陸を目指すという世界初のものを装備すると発表したようです。
日本国内でも相当数が飛んでいるようですから極めて順調といえるでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/319d700d637007aba41c0554c37b5e3733e83e29
そして中国が開発、実用化したARJ21というMRJと同クラスの旅客機は初めてインドネシアへ輸出するというニュースが出ています。
航空機開発は軍民問わず先進国占有の完璧な国策事業で、基本的な技術力もさることながら、自国の国益に反することは同盟国と言えども、つぶしにかかるということは常識で、MRJが失敗したのはいろいろと難癖をつけられてアメリカにつぶされたということが真相かもしれません。
その点 ホンダジェットがアメリアのお目こぼしをもらって成功したのは、やはりマーケットの小さい小型機だったことで、あからさまな妨害がなかったのかもしれません。
中国のARJ21はアメリカの旧型機MD900/DC9のカーボンコピーでエンジンもアメリカ製、旧式の技術とエンジンを法外な価格で売りつけて放置し、万一完成しても、型式証明は出さず、西側には売れないように仕組んだのではないでしょうか。
今回初の海外輸出の商談がまとまったのは、インドネシアは見境のない国家で安ければソ連製でも中国製でも買い入れた実績があるので、アメリカの型式証明がなければ、かえってより安く買えると喜んで契約したのでしょうか。
このままホンダジェットが売れ続け、調子に乗って中型の旅客機を開発して売り出そうとしたら、屁理屈をつけて潰されるのではないかと心配しますが、それは日本車を締め出して、電気自動車にシフトしようとする動きを見れば、わかります。
国家の戦略は生きるか死ぬかの厳しい戦いなので、技術が上なら絶対成功するとは限らないむつかしさがあり、技術が下なら売れないということでもないのは、中国の太陽光発電パネルが世界中に爆売れし尽くして、そろそろ飽和状態になって在庫山済みになっていてもバカ知事が気を利かして買い入れる条例を制定する、非常識があるということでしょう。
日本は南北に3000キロ、多数の離島を抱える地形の広大な国家なので、急な重病や特殊な病気などで、広い国土の端々から適切な病院への搬送が必要な機会も多く、すでに北海道に配置しているドクタージェットをホンダジェットに変え、北海道、東京、沖縄の3か所程度に配置すると相当役に立つように思いますが、いかがでしょうか。
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冬将軍 到来、、、

12月半ばに本格的な冬将軍が到来し、全国の雪国は一斉に本格的に雪化粧したようです。
ここ、奈良地方でも朝の最低気温は0度前後まで下がり、昼間でも10度を超えることはなく、結構強い季節風が吹いていました。
自分自身は暑がりの寒がりというぜいたくな性格なのですが、夏の暑いのは何とか我慢できても吹きさらしの氷点下の雪の中は一番苦手で、冬の運行には随分と泣かされたものです。
現役で防災ヘリやドクターヘリを飛ばすクルーの皆さんはよく耐えて頑張っていただいて、感謝しかありません。
ヘリコプターを寒冷地や積雪地で飛ばす場合には、寒冷地、積雪地特有の危険があって、それが原因でよく事故が起きたのですが、今は毎日のように飛ぶドクターヘリと山岳救助が多い防災ヘリにそのリスクが一番多いようです。
自衛隊のレスキュー隊では寒冷地特有のリスクに対する訓練を必ずシラバスを決めてあって、一通りやるようですが、日本の民間ヘリ会社でパイロットに対して同じような訓練を十分にやっているような会社はごくわずかでしょう。
私は幸運にも、日本で有数の豪雪地帯で有名な奥只見と御母衣で、電力会社のダムや送電線の管理する仕事に就く前に、一通りの雪中訓練で飛ぶ機会に恵まれましたので、引退まで無事に終えることができました。
ただしその数年前には豪雪の福井県小浜市で、夕方着陸時にホワイトアウトになって横転寸前に横に電柱が見えて助かったことがありました。
一年で雪の中を飛ばなかったのはインドネシアへ出向した一年間だけであったように思います。
25歳くらいから10年ほどは子供を連れて毎年スキー旅行に行っていましたので、若いころは寒さにもある程度は耐えていたのかもしれませんが、年を取ると暑さ寒さも我慢できなくなるようです。
これから2月の末まで、どの程度の寒さの冬になるのかわかりませんが、できれば温暖化で穏やかな冬であってほしいのですが、どうも地球温暖化はガセネタらしいので、家にこもることにします。
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吉村大阪府知事 岸田首相に空飛ぶ車の規制緩和要望、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/9edd9278649f25f777d9a07bd474eb8044128c38
少し古いニュースですが、見落としていました。 16日吉村大阪府知事が岸田総理と面会し、2025年に大阪舞洲で開く万博での空飛ぶ車の商業運行についての、規制緩和を要望したそうです。
写真は1987年に創立し、羽田/成田線などヘリコプター定期便を展開、1992年に倒産した シテイエアーリンクという会社が記念に発行したテレホンカードだそうです。
実はこの会社は私がいた会社が御巣鷹山事故で犠牲になった多くの方をヘリで回収し、一部は犠牲者の方の地元家族へ送り届けた縁で、日本航空と共同で子会社を作って、ニューヨークに倣ってヘリの定期便を飛ばした会社です。
都心から空港間などを飛んでいたので、ちょうど吉村知事が狙うような飛び方をしていたヘリコプターの会社なのですが、同じような狙いで都心とつくば万博会場も飛んでいました。
搭乗率が低迷したことが失敗の原因だと言われていますが、常時満席でも採算が取れないほどヘリコプターの運行経費が高いので、最近話題になっている福井空港の件も最初から倒産は確実と見込まれます。
世界中で何万機が合法的に飛び回って 安全性がほぼ確実なヘリコプターですが、ヘリは一般の航空機、定期便やセスナなどと比較すると運航経費がほぼ3倍かかるほど高いので、相当特殊な運航場所や特殊な乗客でないと採算が合わないことは、世界の実績が証明しています。
空飛ぶ自動車はいまだ開発途上で世界中で商業運航どころか、試験運航でも人を安全確実に輸送した実績はないようですので、安全性、危険性は法的に認定されるレベルにないようです。
開発中とは言え、運航経費がどの程度になるかははっきりしたことは言えないのですが、無人運航ならパイロットの人件費はいらないようですが、乗客が3人や5人ではとても採算は見込めないでしょう。
つくば万博の場合はAS332という民間最大級のヘリで乗客19人乗りでしたが、採算は照れなかったようです。
今の時点で普通に見積もれば、安全性がヘリの3倍以上危険というレベルで、一便2人や3人を運んでいたらヘリの3倍程度の運行実費はかかりそうでしょう。
今現在、現実にはこの程度の実情なのに、何を規制緩和しろというのでしょうか。
空飛ぶ自動車の実情を理解しないアホの知事が、何に使うかも考えないで防衛増税1兆円と決めた間抜けの総理に、いったい何を規制緩和しろと要望したのでしょうか、、、、
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米国でF35大事故 パイロット脱出、、、、

https://www.youtube.com/shorts/UdSVMgay0MI
アメリカのテキサスで起きたF35の事故は衝撃的な動画が公開されています。
アメリカという国は本当に自由な国で最新鋭の機密事故が多い戦闘機の事故の衝撃的な映像でも公開を止めることができないのか、しないのか、自由な国家です。
結果的にパイロットが脱出に成功して生還して、機体も転覆、炎上することもなく大惨事は免れたようで、事故の原因はすぐにわかり対策が打たれることでしょう。
戦闘機の射出座席はF104かF4の時代から、ゼロゼロとなっていて、高度ゼロ速度ゼロの状態からの射出が可能となりましたが、初めのころには、地上でも速度が100ノット以上とかの制限があり、また航空機の姿勢や降下率などで、生還できない可能性がありました。
日本では三菱のテストパイロットが最終テストを行い、自衛隊のパイロットが領収テストフライトをすることが普通ですが、アメリカでは政府パイロットが飛んでいたと伝えていますので、軍のパイロットが領収テストをしないようです。
事故原因ですが、ホバリングから通常の降下率で接地に至る寸前に、やや降下率が早くなったように見えましたので異常を感じたパイロットが前方へ移動しながら接地したようです。前に移動しながら接地すると少しでも衝撃が少なくなるからです。
接地直後に機体の前方のファンの効果がゼロになって、後方のファンがそのままのパワーでアンバランスになり、いきなり前にもんどりうったため、ノーズギアーが折れたようです。
そのまま後ろのファンがハイパワーのままで、機体が傾いたため横方向の推力で、錐もみ状態となったようです。
最初の設置寸前には後方の排気口付近から煙らしきものが出ていますので、その時点で何らかの異常が起きていたようですが、接地と同時にパワーを絞ったら、前のファンはアイドルになったものの、後ろはハイパワーのまま減速しなかったか、さらに加速したようで、パイロットは制御できなくなったと判断し、機体が水平状態になった時に脱出したようです。
絶妙のタイミングでも脱出でこう判断が命を救ったようです。
結果的に機体が転覆しなかったのですが、転覆していたら炎上して命はなかったことでしょう。
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旅客機のパイロット1名制、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/77347876a487a706e54860048c75f71931d0de6e?page=2
何事も自動化が進んだこの世の中ですでに無人の偵察機が自由自在に飛んでいますので、旅客機のパイロットを一人制度にしたいという圧力が強いようです。
一人パイロットにしたいという圧力の一番はやはり、コロナで不景気のどん底に落ちた航空会社が高いパイロットの人件費を節約したいという切実な要求です。
ほかにもいろいろ理由はあるようなのですが、現に飛んでいるパイロットたちにとって大変不名誉な理由は、仲良く飛んでくれればよい2名のパイロットが飛行中に大ゲンカしたり、自殺したりして飛行機を墜落させるというとんでもないことが起きているということもあるようです。
わざと落とすという致命的な理由にならないまでも、パイロットたちが操縦上の失敗で墜落させた事故は数限りなくあるようです。
現実には失敗で落とす例より数百倍以上、故障などで墜落する飛行機を救ったパイロットたちのほうがはるかに多いのですが、経済性のためには背に腹は代えられないと思う経営者や投資家が多く存在するようです。
航空機は一人操縦どころか軍用機ではすでに完璧な無人運航が実用化しています。
旅客機は無人運航に向けての実用化はそれほど求められていなかったので、自動化は進んではいますが最終的に無人化への開発はいまいちですが、運航規則や地上の支援機器、管制方式の面が解決すれば10年程度で実用化はできると思います。
空飛ぶ車の無人操縦化は、搭載量が小さい面を無理やり解決する邪道の妄想で、5年や10年で実用化するほど簡単なものではなさそうです。
1964年に開通した新幹線は当初から無人化がほぼ出来ていて、わざわざ運転手を載せての運行であって、ほとんど運転手の仕事はなく、線に合わせて止めるだけだと言われて、お猿の電車と揶揄されたそうです。
すでに米軍では無人機の運行が盛んになって、飛ばないパイロットが人工衛星を通じて、運航しているそうですが、旅客機は一人のパイロットが人質として操縦席に座り、地上のオペレーターが一人で10機以上も同時にモニターしながら飛ばすようになるのでしょうか。
そのような時代が来る前にパイロットになって、40年にもわたって、一人操縦の航空機を自分の思うように自由自在に飛ばすことができ、墜落して死ぬこともなく今も生きている私は大変によい時代に生かせていただいた幸せ者です。
近い将来 パイロットという仕事はずいぶんとつまらないものになりそうです。
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精神障碍者の議論、防衛予算2倍化、、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/a90638562410ba786dea4cee8f51d6ce53b21d21
ウクライナ戦争と東南アジア情勢の緊迫化の影響を受けて、国際公約として日本の国防予算をGDP1%から国際標準の2%に倍増するということが合意され、その増加分のうち1兆円を増税で賄うと財務省の特命を受けて、ハクチ総理が言い出してもめています。
5年間で43兆円に金額は話が着いたようですが、何にいくら使うかという話がまったく議題に上っていないようですが、頭は大丈夫でしょうか。
自衛隊は20数万人の隊員が様々な機器類を扱って、日夜防衛任務に邁進しているのですが、その予算がすべてこみこみで今は5兆円程度らしいようですが、今後五年後には確実に倍になるようですから、普通に考えれば装備が倍、もちろんそれを扱う要員も倍にならないと金額が合いません。
まさか自衛隊員の給料を倍にして、同じ装備を業者やアメリカに倍の値段で買うとすれば。予算だけが倍になって、能力は今のままなら中国はじめ仮想敵国、日本国内でも中国様の家来の野党はじめ左陣営は大喜びでしょうが、そのようなことはありえないでしょう。
簡単にたとえ話をするなら、自転車が5台あって、5人の社員がそれを使って仕事をしているなら、あと5台買って5人を新規に雇用しないと予算は消化できませんし、能力が倍になって売り上げも倍にすることはできないでしょう。
自転車が戦闘機や潜水艦、戦車やヘリなどに当たり、パイロットや乗組員が社員に当たりますが予算を倍の10兆円にするから、倍の能力を発揮しろ、、、、、、、
そんな夢のようなことはありえないでしょう。
単純に今の戦闘機を倍の500機体制に潜水艦を50隻に、何もかも倍にするとして、そんなことが5年間でできるはずもなく、年間1兆円どころか2兆円も3兆円も使いきれなくて、500機の戦闘機が来年度から飛ぶことはないでしょう。
さしあたって来年度は5万人程度の隊員を雇用することから始めないと間に合わないでしょうし、そのようなことが今のレベルを維持してできるはずもないでしょう。
隊員のレベルは相当落ちることを見越してかかる必要があるでしょうし、場合によっては徴兵制も視野に入れる必要が出てくる可能性があります。
また年間5兆円もの新しい需要が一気に拡大するのですから、海外で武器を買いあさることなく国内での開発生産をすることも大変重要な政策となり、今後何をするか、どのようにするかなどが大変重要でしかも今すぐに取り掛かるべき国策で、数年先の1兆円を国債か増税かなどどうでもよい話で、何をとぼけたことをしているのかと、頭の構造を見てみたいものです。
金だけですべてが解決すると思っている金亡者ばかりが国会議員をしていることがよくわかって、絶望です。
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岡山 岡南飛行場で鳥と衝突、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/21e8bf0a7d5639b9df804487cbe9e0dcfb08c083
岡山の小型機用の飛行場 岡南飛行場で12月10日 夕方5時半ころ着陸中のセスナ機に鳥が衝突して主翼が壊れ、重大インシデントとして航空事故調査が行われるそうです。
10日ころの岡山の日没時刻はほぼ4時45分頃で、事故のあった時刻は日没後45分経過していて、ほぼ真っ暗という状態か少し薄明かりがある程度で、鳥は見えなかった可能性があります。
日中なら飛んでいる鳥日数いたらほぼ見えるので、ヘリやセスナ機程度の速度なら、普通に発見していたら回避可能なのでほぼ問題はないのですが、夜間飛行中なら見えないので回避不可能で、鳥が避けてくれるのを期待するしかなさそうです。
40年ほどの飛行経験で鳥にぶつかったのは2回あり、一回は島根県沖を壱岐空港へ向かう途中、同じように真っ暗な、夜間飛行中、海鳥のようなものにぶつかったらしく、足元の風防付近でボンという大きな音がして、着陸後に血痕と羽が残っていました。
もう一回は八尾空港に着陸直後、ヘリはすでに地上でしたが、ハトの群れがローターの回転面を通過し、そのうちの一羽が瞬間的に地面に墜落すると同時に前面の風防に血痕が広がりました。
いずれもヘリが壊れることはなく無事でしたが、文献等によると、夜間の3000メートル以上の上空を渡り鳥が大群で群れになって飛んでいるようなこともあり、レーダーに映るほどの大群であったりするようですから、夜間と言えども油断はできないようです。
もちろん鳥なので鳥目でしょうから、目視で回避してくれることは期待できませんので、航空機側で避けるしかないようですが、対策は難しいようで、今後は鳥だけでなく、ドローンが飛ぶので新たな天敵となりそうです。
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無人航空機との衝突防止、、、、

12月5日からドローンの目視外や人家上空の飛行の規制が緩和されたり、万博で空飛ぶ車が飛ぶようになり、今後、現実に多数が飛ぶようになると、人が乗っている航空機とのニアミスや衝突の防止や優先順位などが問題になるような気がします。
今日の写真は我が家を規制前に1万円のドローンで撮ったものなのですが、我が家は八尾空港の管制圏9キロ以内の8,8キロ付近にあって現在では高度ゼロから規制されているはずで、申請許可を得ないと今は飛べないと思います。
管制圏の外は事前申請がいるのかどうかはよく知りませんが、いわゆる人が乗る航空機は最低安全高度の規制があって、密集地、広い水面など、それ以外と3通りの規制があってその制限空域内をドローンが飛ぶ場合には通常衝突の危険性はないと言えます。
ドローンが一般航空機の最低安全高度以上の空域に入ってくると衝突の危険性が発生する可能性があるのですが、入ってきてははいけないという規制はなさそうですので、衝突する可能性はあり、では衝突を避ける見張りの義務や優先権の規定が決まっていないようですが、有人機が一方的に避けるしかなさそうです。
通常はドローンが有人機と競合するような高い高度は飛ばないように思いますが、有人機のうちでも救助特例の航空機は最低安全高度以下の飛行は常時認められているほか、任意の場所への離着陸が認められていて、離着陸時は普通忙しくて見張りが十分にできないので、衝突の可能性が高まります。
無人機は見張りや衝突回避の操作ができないことは十分に考えられますので、一方的に有人機が回避するしかなく、救助活動の安全性には一方的に大変不利となりそうです。
このあたりの法的な整合性が確立していないように見受けるのですが、万一衝突墜落事故が発生すると無人機の飛行が問題であったと判断されると思いますが、有人機側で避けるしかないと結論付けられるでしょう。
海保の無人偵察機が現実に有人機と同じように飛行場を使って離着陸し、有人機と同じような空域を飛行し、大きさ重量も有人機同等で、地上で操縦するオペレーターには免許がなく、見張りがどのレベルで衝突回避操作の義務や優先順位の規定もなさそうですから、事故やインシデントが起きる前に早急にルールを確立するべきでしょう。
今後、ドローン、無人機は爆発的に増えるでしょう。
今の航空行政にそのような取り組みを十分にできる能力があるのでしょうか、、、いつものごとく、得意のパッチあてと、架空の議論で乗りきるつもりなのでしょうか。
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福井のヘリ運航とイソジン空飛ぶ自動車はどちらがアホか?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221209/k10013915941000.html
福井空港から東京や大阪へヘリコプターの定期便を飛ばすという夢のような新規事業にマスコミや県がもてあそばれたようです。
コロナや防衛予算倍増と増税問題と同じで、国家や社会の劣化が著しいようで、一般的な常識に欠ける人間のグループが国家社会で上級国民として活動するとこのようなことが起きるということのようです。
万博、空飛ぶ車も全く似たような現象で、ちっよと知識と常識があればすぐに結論は出るのですが、本当に信じているのかバカなのそれとも県民国民をだまそうとしていたのかいずれなのでしょうか。
まさかNHKも県知事県庁役人も信じてだまされていたのか、だまされたふりをしていたのか真相を知りたいものですが、まさかだまされていたのどと白状しないと期待したいところです。
だまされていたのなら正真正銘のアホとなりますし、疑いながらも一抹の可能性に掛けていたということなのでしょうかいずれにしても不誠実ということになります。
万博の空飛ぶ自動車の件もイソジン知事が当事者でなく、専門の技術者に聞けば一言、無理ですで終わったはずですが、なぜこのようなバカげたことが進行してしまうのでしょう。
ヘリが福井から東京大阪へ飛べるということと、安全確実、ほどほどの採算制で継続的に飛べるかどうかということは全く次元の違う話で、空飛ぶ自動車が万博会場付近で飛べるかということと、安全確実採算性継続性を維持できるかということは次元が違う話です。
写真の上五島空港は強風の厳しい条件のもと9人乗りの小型機の定期便が長く飛んでいましたが、採算性の問題で止めてしまったようです。
松下電器の半導体部門が京都と富山の工場の間を毎日ヘリで往復する必要があって定期便を飛ばす計画を立て、10人乗り程度のヘリで当時のTDA,に運航を依頼しましたが、安全性に問題があると断られてしまいました。
仕方なく松下は他のヘリ会社を探し、当時日本一の規模の私の会社が運航を受託し、大ベテランの先輩が担当し、確か2年ほど無事故で飛んだ実績があります。
未知なアホが受注したとぼやきながらも、無事故で飛んだことは大した実績ですが、毎日飛ぶということは大変なリスクで、天候が悪ければ飛ばなければよいというほど簡単なことではありません。
ドクターヘリの運行安全のリスクが結構高いのは、毎日、しかもいつ飛ぶか知れないという状態が永遠に続くということなのです。
日本は上級国民の劣化が激しいようです。
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