知床遊覧船沈没事故 救助体制は??

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220425/7000045847.html
今回の遊覧船の遭難事故は26名もの犠牲者が出たので、ワイドショーではあることないこと大騒ぎですが、救難救助体制についてはあまり騒がないようです。
水温5度なので沈没と同時に救命胴衣で漂流したら、低体温で30分で死ぬとか言われていますので、どんな方法をとっても助かることがないという前提なので、たとえ誰が助けに行っても助からなかったという前提で話が進んでいるようですから、話題にも上がらないのでしょうか。
一番助かる可能性があるのは、近くを通る船、漁船や遊覧の同業者の船がいれば何とかなった可能性がありますが、漁船は早朝から午前中が操業時間であることが普通ですし、当日は遭難船が出ていくときにはほぼ帰港していたようですので同業者の遊覧船があればということになります。
ただし、同業者はゴールデンウイークからの営業なので当日は出港する予定はなく、遭難船単独の営業となっていたことも不運でした。
残るは海上保安庁の釧路航空基地のS76 2機ですが、1機がパトロールか何かの任務で飛んでいたということらしいのですが、どこをどのような目的で飛んでいたかということは調べるべきでしょう。
なぜなら、残る一機が飛べば、釧路空港から現場まで160キロ、S76は遅くとも250キロで巡行しますので、ほぼ35分で到着可能なので1時13分救助要請なら2時には現場上空へ着くでしょう。
ところが当該機が現場上空へ到着した時間はなんと、4時30分といわれています。
2時間半どこで何をしていたのか明らかにするべきでしょうし、2機所有していますので残りの1機がなぜ飛べなかったのかも説明するべきでしょうし、さらに他の巡視搭載機が1機、釧路基地にいたということらしいのでこれもなぜ飛べなかったのか疑問があってしかるべきでしょう。
今回の事故の要因は経営者がぼろぼろのお粗末、船は瀬戸内海で使っていたぼろぼろのお古、無線もGPS衛星携帯も使用できず、船長は安月給で雇われた経験不足、能力不足、天候判断全くダメ、と何もかもボロボロですが実は救難体制もボロボロだったということなのでしょうか。
何か一つくらいまともなことはなかったのかといえば、お粗末社長がたまたま1億円の保険に入っていたということぐらいなのでしょうか。
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宮崎県ドクターヘリ 10年、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/91748faee1b1e2213e5c5735ce29db4f98f278d8?page=2
少し古いニュースですが、宮崎県にドクターヘリが導入されて4月6日でちょうど10年の節目を迎えたとのことで宮崎放送が特集番組を組んだそうです。
このネットが進んだ世界で見たい他の地域のローカル番組がリアルタイムで見られない仕組みはテレビが衰退する一つの大きな原因だと思いますが、電波行政の利権構造で一向に進歩しないことが時代遅れということでしょう。
このような文句を言っていても聞く耳を持たない人たちがいることは仕方がないので、ドクターヘリの話題に入ります。
年間の出動回数が400件ということだそうですから、10年で4000件出動し、大きな事故もなく多数の患者さんを救ってきたことは大きなことで称賛に値します。
確か都会の主要道路に着陸したというニュースがありましたので積極的に攻めるドクターヘリ運用をしていたことがよく表れていますし、16年からは防災ヘリで山中の現場にホイストで降下する取り組みも始めたそうですから、さらにリスクの高い環境での安全運航にはぜひ万全の注意を払ってほしいものです。
ドクターヘリが長い運航の中でさらに貢献度を上げる、あるいはより多くの重症患者さんの救命をするという取り組みで、一番重要な方法は実はヘリ救急で最善を尽くしたけれども、残念ながら亡くなってしまった患者さんの症例にこそ、より高度な救命にはさらに何をするべきかの答えがあります・
つまりヘリ救急でも間に合わなくて亡くなってしまった症例への対応には何を改善するとより早く医療介入ができたかを検討し、改善していくべきでしょう。
この改善点は大きく分けて、出動を要請する消防のかかわるもの、そしてヘリを飛ばす運航関係者、すべてを統括する医療サイドとそれぞれがどのように改善し、連携をするかで救われる命がより多くなる可能性があるのか確実で、大いに頑張ってほしいものです。
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空も海もむつかしい天候判断、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/7904d677f6ca6c621e89f33937b3c1b018478d16
遊覧船会社の社長が土下座をして謝っても全く許してもらえない状況は悲惨ですが、空や海で食っていく企業や運行責任者は大変つらい職業で、大過なく順調に運航しているときは夢のあるよい職業です。
乗員乗客26人がほぼ死亡したことは間違いないので誰かに責任を押し付けたい気持ちはわからないはありませんが、事故の原因が特定できていない今は運航関係者をすべてとっちめる姿勢は情緒的であまり科学的とは言えないでしょう。
事故の原因が波や風の判断を誤った天候判断のミスで荒れた海で沈没したのか、船体に亀裂があってそれが割れて浸水して沈没したのか、それとも船長が過剰サービスで浅瀬に座礁して、船体を破損させて浸水し沈没したのかによって何が悪かったのか、だれが悪かったのかが初めて特定できることになります。
ところが今は原因がわからないまますべてが事故原因であるように、わめき散らしているのが通常運転のワイドショーの報道姿勢のようです。
きょうの記事は船長が天候判断を誤ったことが原因で沈没したと仮定して、少し記事を書いてみます。
運航規程ではどうも波高が1メートル以下、風速8メートル以下と規定されていたという情報があり、出港時のウトロはいずれもこの規定以下のような凪の状態だったようですが、知床岬の状況が正確な観測値があったのかなかったのかがわかりませんが、荒れていたという観測値があれば就航することはなかったでしょう。
午後から荒れてくるという予報はあったようですが、その予報値が具体的な数値であったかどうか、もしあれば運航規程以上の数値であるのに出港したなら、船長は言語同断であるでしょう。
船長たるもの当日の天気図でその程度は予想して危険な時には就航するなということが言えるのですが、客も経営者もこんなに良い天気なのになぜ出港しないのかというようなことはヘリも全く同じです。
結果的に天候が荒れて墜落してもあおった客や経営者は責任を取りませんし、たまたま航海ががうまくいけば、判断の悪い下手糞船長と評価することでしょう。
公式の天候情報の取れないところへ飛んでいく場合、現地にいる送電線工事などの顧客に情報をとるときなどはあまり信用しないで話半分程度に聞くのはは、工事計画を遅らせたくなため、嘘の情報をいう場合があるからです。
うっかり信じて、死に損なったパイロットが何人いるかは知りませんが、、、、
出港に際して、ちょっとでも不安があって、すでに帰投中の漁船に聞いても責任上天候は悪いと言いがちで、大丈夫だとは言わないでしょう。
船長も同じでしょうが、ヘリのパイロットには個人によって、大変天候に強い者と、からきし弱くてちょっと悪いと飛ばないパイロットがいます。
つまり悪い状況を克服する経験を積むものと、ちょっと悪いと飛ばないことを繰り返すパイロットでは天候判断に雲泥の差があり、そうならば臆病パイロットが長生きするというと必ずしもそうではないようです。
天網恢恢疎にして漏らさずで、毎日のように飛ぶプロのヘリパイロットでは臆病者が悪い天候を必ず避けることができるという保証はなく、一回の最悪の天候を避けきれずに死ぬ者もいることでしょう。
結果的には 「無事これ名馬」という言葉をいただいた大先輩の忠告を身に染みて過ごすことができて今なお生きています。
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患者輸送に感謝決議に反対???

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1507846.html
返還からちょうど50年で自衛隊による患者輸送が1万回となり、那覇市自民党が提案した、自衛隊や海保による離島からの患者輸送に感謝する決議案反対2人退席15人などで、で危うく否決されるところだったようです。
なんと、あのドクターヘリを推進し、命を守る政策を進めている公明党が反対はしなかったと言っていますが退席し賛成票は入れなかったようです。
本土復帰までは米軍がこの任務にあたっていたようですが、米軍が離党の救急患者を搬送する義務はなく、完全に住民サービスで行っていたものを、自衛隊が引き継ぎ、飛ぶ理由も義務もなく、もちろん規定もないフライトを、災害派遣という名目をこじつけて飛んで早50年、1万件ですから、年間200件、専業である、ドクターヘリの暇な県より多く飛んでいるようです。
昼間しか飛ばないドクターヘリと違って夜間も普通に飛びしかも夜間の悪店頭という最悪のコンデションでも飛ぶことでやはり事故が起きていて石名を含む、7名の方が殉職されています。
投票に棄権して退席した連中は感謝の気持ちはないことはないが、全会一致が望ましいとか屁理屈を言って反対の意思表示をしているようですから、次の選挙では落とすと良いでしょう。
さらに言えば感謝の意思表明は那覇市市議会ではなく、もちろん県議会や知事が率先して表明するべきでしょうし、搬送の恩恵を受けることの全くない那覇市議会ではなく離島の市町村であるべきでしょう。
自衛隊が50年も長きにわたって任務外のフライトで県民に貢献してきた裏には日本の平和ボケ思想が大きく影響していて、尖閣有事、中国侵略が近いと言おう状況では、いつまでも自衛隊にお願いしている場合でなくなってきているということで、そのような状況になって初めて感謝の気持ちがわいてきても手遅れというものです。
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遊覧船事故原因推定、、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/a7482e5a98027da556dbfc170f1b4fae526f00cc
知床半島遊覧船の事故は11名の方が発見されて死亡が確認されたようですが、関係者から安全運航に反するような会社の実態の証言が出てきて、どうやら安全軽視、営業優先の運航の実態が表沙汰になっているようです。
事故が起きないで順調に運航しているときには様々な不安全や不具合は表に出ることなく潜伏していますがいったんことが起きるとあることないこと一挙にあれもこれも出て情報の判断は慎重に取り扱うべきでしょう。、
このようなことは世間で一般的ですが、ヘリコプターなどの小型機業界と、遊覧船や釣り船など海の業界とは結構共通性があり、お互いに大いに参考になる事項が重なっています。
天候や機材の検査や整備管理、乗員の免許制度と事故調査などが共通性があり、今回も国土交通省の事故調査が入っていると思いますが報道されないようです。
今回の船長は以前のスタッフが一斉退職した後釜で、経験や技量に問題があった可能性がありますが、これは、防災ヘリが続けて死亡事故を起こした経緯に共通性があるかもしれません。
この辺りは事故調査のかなめなのですが、事故調査は資格免許に欠格事項があったかどうか調べる程度で、本当の技量経験の重要性まで踏み込まないのが普通で、それは専門的すぎて、免許要件の有資格者の技量や経験を追及すると、免許制度自体が成り立たなくなる可能性があるからでしょう。
私がネットニュースの情報で判断した事故の経緯は次のようなものです。
今シーズン第一回目の営業航海に際して、以前に障害物にぶつけた船体の傷が十分に修理されていなかったという情報があり、船の整備管理に手落ちがあった可能性があり、シーズン第一回目の航海でお客サービスが過ぎて、陸の動物をよりよく見えるように陸地に近寄りすぎtr、不慣れな海で浅瀬に船体をぶつけ、亀裂が広がって浸水して、エンジンに海水に使って止まったということでしょうか。
エンジンが止まると方向操作ができなくなって風と波で漂流して沖へ流されて沈没し、その直前に救命胴衣を着けて外へ逃げる乗客と、出られなかった乗客は船内に取り残されたということでしょうか。
浸水が始まって、エンジンが止まるまでに少しでも時間があれば、崖でも砂浜でも強引に陸地につければ助かった可能性がありますが、一挙に浸水したなら間に合わないでしょう。
北海道はどの岬でも内地と比較すると風と波がきつい場合が多く、凪いでいるときでも10メートル程度の風が普通に吹くので小さなヘリで飛んでいたときは泣かされたものです。
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遊覧船遭難(2)、、、

https://news.yahoo.co.jp/articles/0fa6b248279dae448ba3a3450b5cfc93c9385769
知床の遊覧船の遭難事故は26名ほぼ助からない展開で、漁船などが波と風で漁を午前中で切り上げた条件でなぜ出港したのかということが言われているようです。
またこの遊覧船の会社はスタッフが一斉退職して船長の技量に疑問があるような話も出ていて、最近2回も座礁して、書類送検されていたという話も出ています。
このような背景を報道されると、ヘリの運航やパイロットの供給不足技量不足とほとんど瓜二つの状況が重なって見えてきます。
船の場合は強風と高波、ヘリの場合は強風と低い雲や霧による視界不良とということになりますが、通常なら運航規程など、規則によって運航の可否の限度を正確な数字で決めてあります。
ならばなぜこのような事故が起きるのかと言うと、旅客機などの運航限度の規制は空港にある観測装置によって出される数値で決まり、それ以外の例外の要素が大変少なくて誰が見ても飛ぶか飛ばないかは迷いが少ないといえます。
ヘリやこのような小規模の遊覧船などにはそもそも運航限度を決める具体的な数値が観測される場所の数がほとんどないということになります。
出港する港のデータはあっても、経路上のデータがほとんどなく、経験で出港の可否を決めるのはヘリと同じということになり、熟練度がものをいうことになります。
ほかの要素は何かあるかというと、この事故の日は今シーズンの初日であったということや欠航による減収に耐えうる会社であるかどうか、あるいは欠航すると下手くそな船長という評価が下るというような要素もあるでしょう。
これにはドクターヘリや防災ヘリが出動するかどうかの判断で同じような圧力がかかる可能性は否定できないでしょう。
このような情実が入りにくいようにして安心して欠航の判断ができるように規定では風速15メートル以下とか、波高2メートルとか具体的な数値で規制し、パイロットや船長が下手糞とののしりを受けることのないように決めてあります。
ところが根本的に観測値が少ないかほとんどなければその規定は無意味ということになり、パイロットや船長が山勘で欠航を決めざるを得なくなってベテランと新米の評価に差が出る原因となっています。
ところがこの状況が逆に言えばベテランで技量が高いパイロットや船長の給料が高くても誰も文句が言えないことにもなり、新米が技量の向上を目指すもとにもなっています。
ところが不景気の時代、物事はそう理想通りに行くわけはなく、スタッフが集団でやめてしまって、パイロットや船長の平均レベルが落ちるということが起こり、経営者がぼんくらない会社は下手糞に危険な仕事をさせ、クレーム、事故頻発で、仕事を失うことになります。
最近の日本の様々な不具合の背景はほとんど同じようなことが多く、三菱のMRJ開発失敗、家電や半導体関係の中韓繁栄、ヘリや今回の船の事故などにも共通している背景があるようです。
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26人乗り知床遊覧船、遭難か、、、

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6424666
23日午後2時ころ斜里から知床岬方面へ向かった26人乗りの遊覧船が遭難して行くえ不明になっているようです。
知床半島は結構細長く、50キロ以上あるのではないかと思いますが、真ん中の羅臼以北は道がなく、半島の先を回ることができないので自然の宝庫となっているようです。
30歳前ですから40年以上前、北海道各地を森林の植林したばかりの若木を食べる野ネズミを退治する薬をヘリで幕仕事があって、全道ほぼ制覇しました。
しれとも半島も羅臼を過ぎて10キロ以上先まで植林地があって、道路がなくなってからさらに岬のほうへ飛んだ経験があって、斜里からも飛んだのですが自然の宝庫で海岸にはクマがうろうろしていました。
自衛隊時代、漁船にも大荒れの時に体験で載せてもらったり、海上保命訓練で漂流やつり上げ救助される体験もしましたので、海のことも少しは経験しました。
情報ではエンジンが止まったということを言っていましたので、小型船は波があれているときにエンジンが止まると、波に立てて、向かう方向を保てなくなって、横波を食らうと横転しなくても、横から浸水して沈没する恐れがあるようです。
現地付近の海難救助の体制は、一番近いい航空基地が釧路の空港内の海上保安庁がS76、2機体制ですからかなり手薄で、あとは巡視船などの体制が網走や釧路でしょうから、ヘリが飛べなければ4時間0時間もかかりそうです。
海水温が5度程度とか報道されていますので、耐寒耐水服でなければ1時間の命なので大変厳しい局面で須賀うまく、海岸にたどり着いていればと願うばかりです。
ただし、クマがいるので火を焚いて夜を過ごせれば助かりますが、クマしか狐、など動物の天国なのでうまく漁業の避難小屋などにたどり着いていればと思います。
北海道で山間部ばかりをずいぶん飛んだのですがいつも、不時着したり、墜落したらクマにやられると恐れていたものです。
何とか26人そろって見つかるとよいのですが、、、、
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国家の盛衰、技術の盛衰、、、、

昨日は広島方面から無事帰ってきましたが、20年前勤務した3年半を懐かしく思い出してきました。
大和ミュージアムで戦艦大和の10分の一の模型とゼロ戦、人間魚雷回天、実物の潜水艦を見て、やはり日本は当時世界一流の技術国家であったとの思いを新たにしたような気分です。
今の日本は敗戦でどん底へ落ちた後、一時かなりの分野で世界一流の国家に戻ったものの、利己的な、金優先のさもしい首脳陣がまた三流国家へと貶めたようです
某大阪府元知事のように、ウクライナに降伏しろと、まるで能天気平和主義のように、国家を破滅消滅皆殺しを誘うようなことを言っているようですが、ウクライナはまるで戦争当時の日本の生まれ変わり国家のような強い国のようです。
アメリカはじめ連合国が日本人を腑抜けにするような体制を強制して日本を弱体化したため橋下のような人間が平和平和と、日本人を骨抜きにして、自分が甘い汁を吸うように立ち回っていますが、だまされる日本人はそれほどいないでしょう。
小さな島国の日本が世界中を相手にあれほど正々堂々と戦って、若者は命を捨てて国家を守ろうとした状況を世界は忘れることなく、今でも強く恐れているようですから、NHKがウクライナのおばさんが、自分たちは勝つ、ウクライナに栄光あれと話しているのを平和が待ち遠しいなどとうそを放送しても、プロパガンダはばれるでしょう。
今の日本の何から何までどん底の状態は、たぶんそろそろ底を打って、テレビを見ない若者たちが中心になる近い将来、きっと上向くことでしょう。
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広島への旅
スマホでヘリ呼べます、、川崎重工がサービス開始、、、????

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b556ad0f1d9e68fb0535911b5cb656a9418fc26
日本のヘリ運航会社は400機もの多くのヘリを所有していながら一日に1時間程度しか稼働していないので、「ヘリコプターWEBサービスという口利きのサービスでヘリを使いたい客と運航会社の間で取り持って、普及を目指すということだそうです。
すでに1社が同じような商売を始めていますが、ヘリが飛ぶ機会が増えたとはとても思えない状況の中、ヘリ製造会社の川崎重工が何を狂ったか変なことを言い出したようです。
ヘリ運航会社はもともとヘリが飛ばないで遊んでいるなら、営業もパイロットも暇なはずですから、何の特殊能力のないピンハネ会社に客をあっせんしてもらわなくてもネットでやるということなら自社でやればよいだけの話です。
ヘリで2地点間を急いで移動したいとき、まるでタクシーを呼ぶように利用できたら、50万円100万円を払う客がいるかもしれませんが、残念ながらそうは問屋が卸さないようです。
もちろんこのようなサービスは空飛ぶ自動車の実用化、普及を見据えた起業でしょうけれども、ヘリを作っている重工会社がそうやすやすと空飛ぶ自動車が実用化しないことなどわかりそうなものですがそれがわからないのは、あまり優秀でないようです。
ヘリコプターで任意の2地点を移動する場合、移動距離が300キロ程度なら旅客機や新幹線利用よりはるかに速くなりますし、500キロ程度でも勝つかもしれません。
ところが航空法上、航空機であるヘリは任意の地点には自由に着陸できないことになっていて、航空法上の飛行場以外の場所への離着陸の許可が必要で、許可にはふつう1週間程度が必要となり、その許可の上、個別の運送事業計画の認可が必要となります。
離着陸場所が航空法上のヘリポート、一種の飛行場なのですがであればその日でも飛べる可能性がありますが、公的なヘリポートはほとんどないに等しい数しかないので、飛ぶとなると空港間ということになり実用性はないでしょう。
実は正式なヘリポートは結構数多く入り、病院へリポートや防災へリポートなどなのですが、このような公的ヘリポートは私的な離着陸に貸し出すことはあり得ないということになっていて、またヘリの離着陸に一番適した全国の河川の河川敷も管理する国土交通省や、県などが私的なヘリに貸し出すことはありません。
一時期あちこちのゴルフ場などがヘリポートもどきをいっぱい整備しましたが、ほとんどは正式へリポートではなく、臨時なので許可に1週間かかります。
ということで私的にヘリを利用とするならば自前で自分の工場やビルの屋上にヘリポートを整備するしかなく、そのような資金力があるヘリ利用者は、スマホで出前を頼まないで自家用機を持っています。
100年の歴史がある、安全性が高いヘリがこのような状況ですので、いつ落ちるかわからない空飛ぶ自動車が認可されてヘリ以上に自由に飛びまわることは考えられませんので、川崎重工ヘリ出前サービスは閑古鳥が鳴くことでしょう。
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